にゃんストーカー
最近、でまちされている。。。。
私をストーカーしているのは、、、、
お寺のにゃん、テラオ。(本名:くり 庫裏からネーミングされた 坊さん談)
サスケとほぼ同年代、見た目そっくりだからかどうかはわからないが、若い頃は仁義なき戦いを繰り広げていたサスケとテラオ。えらく仲が悪かった。
でもどっちも年取ってきた。
縄張り争いに終止符をうち、若いブリブリ肥えた新参者ナッツもどきが出現。このへんのボスの座は奪われ(こいつもなれなれしい)、大半を家で寝てる時間が増えたサスケ。テラオくんも、うちの庭で過ごすことが多い。お互いをみてもふーしゃーいわず、共存。年を取るとにゃんこも丸くなるのね。
家に帰れよと言いたいが、にゃんにはにゃんの事情があるのだろう。
お寺のにゃんこ和尚は引退し、いまうちにはにゃんこ和尚の息子さん、若和尚がお経をあげに来てる。最近見かけないのでテラオはしんだと思っていたよう。
『いやいやうちにいますよ、たぶん私をでまちしてます。』といって、お経が終わったあと二人で庭に出ると、テラオがにゃ~~~。
『生きてたんだ!!!』はい。朝晩しっかりごはんまち、なでレ攻撃、つきまとい。
ということで、ぼんさん、缶詰とキャットフードもってきた。いいんだけど、でもくれるもんはもらっとこ。
あったかい寝床もつくってやったし、余生をここでゆっくりすごしてくれ。でも植木鉢はひっくり返さないでね。
ばいもが咲きだすと、もう春はすぐそこまで。
庭も彩りが戻ってきた。さあ薔薇の季節まであとわずか。
そのときには、新コロ おさまっとくといいなあ。
目覚め
一年に一回のホークスキャンプ行脚。一泊泊まりで初日はキャンプ、2日目は初午祭と準備万端計画していたが、二日ともあいにくの一日中どしゃぶり雨。まあ、こんなときもあるさ。がっかりする相方をキャンプ場において、私は一人で西都原の古墳と神社を見て回れるので痛くも痒くもない。(おまけに神社を見て回るときだけ雨がやんだ)
結局予定されていた紅白戦は中止、来てくれたファンにカレンダーを配るサービスがあるが、並んでいる人がすごくてそれも断念。。。。まあ日頃の行いの違いかも~~~~
2日目、雨の中、初午祭は実行されたようだが、どうしても行きたい温泉があるということで、霧島国分から、錦江湾東側をぐるっと回る国道220号線をひたすら南下して、桜島へ。
桜島の北側にある、白浜町温泉センター、地元民に愛される名泉。
高濃度のナトリウム泉。
露天風呂の底にはうっすらと桜島の灰が積もる。
でもめちゃくちゃ気持ちがいいのよ。地元民に愛される地元民のための温泉。
たぶん入りに来る顔ぶれは決まっているんだろう、帰りに受付の方から、どこから来られましたか?と聞かれたので、福岡からというと、まあそんな遠いところからと驚かれた。いい温泉があれば、地獄の果てまでも~~~~というのは大げさだが、相方は念願かなっての温泉に入れて、上機嫌!まあホークス紅白戦見れなかったツケは充分、おまけがでるくらいの良い温泉だった。
けれど降灰がすごく、うっかり車体に服が触れようものならまっくろくろすけ。
途中気になっていた黒神町の埋没鳥居に寄ったが、
あまりのすごさに唖然。桜島はいまも活動中の火山だということを思い知らされる。
グーグルアップでみると火山流が流れた様がちゃんとわかる。
それでもここに住み続けるという人たちに、なんか頭が下がる。
念願の温泉に行けたのかよほど嬉しかったのかどうか知らないが、今までそばを何度となく通っても絶対拒否して寄ってくれなかった黒酢レストランでごはんを食べてもいいよ~と言い出した。黒酢なんて(だいたい酢が苦手)、健康にいいなんて俺には必要ないと豪語していた相方だが、寄る年波でどういう変化が起きたのか知らない。が、私にとっては念願の黒酢レストラン、チャ~~~~~ンス!!!!
そうこの国道222号線は黒酢の聖地なのよ。
最初で最後だから、高いの食べなよって、お金出すのは私だ。おうっ!食べようじゃないか、高いの!!!!
料理すべてに黒酢がさりげなく使われていて、テーブルには、熟成5年ものふりかけ酢なるものも置いてある。なんにでもかけていいんだって。
相方は酢豚ランチ、
私は、贅沢してお寿司ランチ!(最後だもんね!)
昔、愛知県の半田市にいったとき、江戸時代のおすしを再現した物を食べたが、あの時の酢の味に似ている。柔らかくて、まるっこくて上品な酢の味。
ああん、絶品!
うまうま食べていると、相方が『黒酢さいこ~』とか言い出した。はっ?
『このふりかけ酢、買ってかえろ~~~』えっどういう心境の変化ですか?
普通の酢に比べて、黒酢は高い。ひとりで消費できないしなとあきらめていた黒酢だったが、目覚めたとなればもう遠慮しないよ、さっそく黒酢生活始めるよ。はっはっは。
アイドルにゃんへの道
鹿児島妙見温泉。
田島荘のきず湯。身体も心も癒やす極上湯。
ここにアイドルまっしぐらの美人にゃんがいる。看板猫のみーちゃん(ほんとの名前は知らない)
あひると一緒にカメラ目線とポーズをびしっと決めて、スター街道まっしぐらのアイドル美人にゃん!お客さんはみんななでて写真撮って帰って行く。
田島荘のお隣、妙見荘。ここは宿泊はやめて立ち寄り湯だけの営業からなのか、いついってもひとり極上湯が堪能できる。木の湯船が気持ちいいのよ。
ここにもにゃんが!ふーしゃにそっくりなふーしゃもどきにゃん。しっぽが末広がりでめでたいにゃんこ。
でも愛想がいまいち。。。玄関前で『あけろ~~~にゃあ。』なでようとすると、『いいからここをあ・け・ろ!にゃあ。』あけてやるとそそくさと消えた。
アイドルにゃんへはまだまだだな。。。。
同じく鹿児島日向山温泉、吉田温泉。
湯治宿を兼ねた、こちらも気持ちいいお湯。
ここのにゃんも『ドアあけろ~にゃあ。』
受付のおいちゃんが、鳴き声を聞きつけて、ねこまんまだしてきた。
おなかがすいていたのね。
『アイドル?それよりめしでしょ。』
このにゃんはここの温泉の飼い猫だが、こちらの赤キジ(♂)は野良猫だそう。
ご飯の匂いを嗅ぎつけて登場!
『ちゃあちゃんにもごはんちゃんとやるのよ~~~~』と常連客のおばちゃんが帰りしな叫んでいた。受付のおいちゃんは『はいはい、まっとってね。』
ちゃんとごはんをもらっているようだ。おばちゃまたちのハートをしっかりと掴んでいるアイドルにゃんとみた。
愛されてるね、ちゃあ~ちゃん!
別府のお湯はやっぱりサイコー!
別府八十八湯いろいろあるけれど、私のベスト3のひとつ、照湯。
脱衣場と湯舟一体型。こじんまりとしてるけど開放感が半端ないし、お湯がなんとも柔らか・・・。
ここは、昔お殿様がはいっていた温泉の跡地にたてられた共同湯だ。
豊後森藩の殿様が参勤交代の折にはいっていたらしい。いつの時代か忘れたけど、鉄砲水でやられて全壊したが、石垣や石畳の坂道、えんま像なんかが残っている。
再興したとき、今治の久留島家から鬼瓦が送られてきたそうだ。豊後森藩の殿様は、もとをたどると久留島家、久留島家といえば村上水軍、村上水軍といえば大三島のオオヤマツミ神社、ちゃんと折敷に縮み3文字の紋の旗がたなびいていた。筑後の方では、さんや様とかいうんだよね、確か。
時は流れてど庶民のわたしなんぞが200円ではいれるので、ああ、なんと幸せな世の中に生まれてきたかと、、、そしてあと100円だせば温泉卵3こ食べられるのよ。至福の時間~~~~。湯上りの温泉ゆで卵は最高よ!
いで湯坂は湯けむりがあちこちから噴き出していて、
いつもだったらニャンコにあえるんだけどなあ。
この噴出口のむこうの砂利場で、立派なオス猫君がう〇ちポーズしてたんだが、カメラ向けるとそそくさ逃亡された・・・。う~ん残念。
逃げられたニャンコの代わりに、うちのふうしゃんの最近の決めポーズ。
この手はなに????
神様のお餅~島根秋旅行その2~
奥出雲吉田町の温泉宿、湯の上館。茅葺の屋根、木造のしっとりした旅館。
ここの道路はさんで川そばに、共同湯漆仁の湯がある。
鄙びたという言葉がぴったりの優しい風景。
川の流れをぼうっと見ながら、『思えば遠くへきたもんだ~~~~』とつい口ずさみたくなるようなお風呂。
お湯自体は1300年の歴史を持つとのこと。。。えっと平安時代から?
内湯と露天がつながってて、独りだったので行ったり来たり。。。存分お湯を楽しむ。
ラムネ温泉というのは聞いたことあるけど、銀?銀が含まれているのかしらん。
桂の木と狛犬。
樹齢800年の桂の木は、いままさに紅葉が始まるところ。紅葉したらきれいだろうな。
欅の木の紅葉。
神社のシンボルツリーは、その氏族氏族で違うようだ、生業が違っていたのだろうか。
島根はまた神楽の里でもある。
いやあもうふるふる。。。。
まるで虫歯を抜く道具のような、鍛冶屋の道具。いやいやふるふるがとまらない。
そして立ち寄ったある神社で頂いたおもち。
前日がお祭りだったそうで、片付けのために長い階段をひとりぜえぜえ言いながら往復していた老神主さんとお話しする機会を得た。
過疎化の波でどんどん若者がでていくこと、氏子自体が高齢化してどんどん減っていること、自分の息子も一応禰宜の登録をしているが、継ぐかどうかわからないこと。。
福岡から来たというと、そんな遠いところから。。。ああでも神職の研修で九州は行ったことあるよ、北部九州だけだけど、福岡や佐賀、熊本行ったよ、長崎県の壱岐がすごかった、古い古い作法がまだ残っていた。。。。
そんな話を聴きながら、拝殿からふっとおもちを持ってこられた。お祭りに神様に供えられたおもち。ひとりじゃ食べきれないからもっておいき。
稲の時からきっときっと大事に大事に育てられ、つかれたおもち。ぴかぴかだ。
玉串とおもちを手をあわせてありがたくいただいて帰路についた。
帰って半分お雑煮して食べた。あと半分は冷凍してお正月に食べる、神様のおもち。