荒ぶるサスケ

9月の中旬から3週間ほど、サスケが行方不明になった。
うちにはサスケにそっくりな猫、サスケもどきがときどき外猫用のごはんを食べに来ていたのだが、どうもソイツと戦う日々を送っていたらしい。


サスケもどき、背格好、タプタプおなか、顔つき、しっぽの長さ・模様までそっくり一緒で、ぱっと見ただけでは見分けがつかない。
今までサスケの鞄持ちみたいにくっついていたキタローが、サスケ(実はサスケもどき)を追いかけたり、追いかけられたり、ケンカしたりしていたので、てっきり下克上か?!世代交代か?!サスケは行き場を失ったのか?!とすごく心配していたのだが、3週間ほどたった頃右腰のあたりをかみつかれたのか穴が開いた状態で帰ってきた。それでようやくサスケとサスケもどきの判別が付き、傷を負いながらも執拗にサスケモドキと戦いの日々を送っていたことが判明。キタローも微力ながら(ほんとに微力ね)一緒に戦っていたよう。



サスケとサスケもどきの違いは、ヒゲ。サスケは定期的にどこかの誰かからきれいにカットしてもらっているので、ヒゲを見れば区別がつくことに気づいた。おかしいのは、キタローもヒゲを定期的にカットしてもらっているようで、(どうもどこかの誰かは、にゃんこのヒゲはドラエモンみたいに同じ長さできれいにカットするものと思っているらしい)短ヒゲコンビは共同戦線をはりめぐらして、サスケもどきを追っ払うことに躍起になっているよう。


この間、またサスケモドキと一戦交えるところを目撃。後ろからしのび足でこそっと近づき飛びかかって、ものすごい肉弾戦を繰り広げていた。毛があたりに舞うほどの肉弾戦。
またもや背中を咬まれて名誉の負傷者状態で帰ってきた。いい加減やめればいいのになあ。




もう1匹の雄猫ナッツは性格が穏やかで非暴力主義者(弱猫とも言う)、戦うことは極力避ける。サスケを避け、他の野良雄猫を避け、こそこそ生活してるようでちょっとかわいそうでもある。若い一年生雄猫キタローはどうなっていくのかな。

一方、雌猫軍団は適度な距離を置きつつ共存している。



天気の良い日は、外に出てお散歩する婆猫ぽっぽ。


若いときは尖っていたがいまはちゃんと他の雌猫と挨拶して共存してる。


女営業部長、びびこ。いつも門そばで出入りする猫をチェック。体はちっこいがなかなか強いのよこれが。そして賢い。一番賢いかも。


めいちゃんがきたタイミングで腹かいて家出したモンチー姐さん。


今年出戻ってきた。たぶん雌猫の中では一番強いかも。びびこはちゃんとこの気むずかしい姐さんをたてる。


そしてKYうんち猫ぽんちゃん。


屋根の上からにゃん集会に参加。



雌猫軍団は、ときどき気の合わない物同士シャ〜シャ〜フ〜フ〜やってるが、雄猫のような激しいけんかはしない。雄猫の世界って、去勢していても、そうは問屋がおろさない厳しい世界なのかなあ。平和に共存してくれと願うばかりだ。