人たらし温泉

ドカチン作業が2週続いたので、土曜日はどっかいきて〜やっぱ温泉だよね〜ということで、大分県臼杵でおいしい海産物食べて、別府温泉へ行こうとあいなった。


最近、由布院・黒川温泉に押されている感のある別府だが、私らはぜったい別府温泉。なんと言っても別府温泉
名付けて人たらしゆるゆる温泉街。


以前行ったときは、地獄めぐりの駐車場で、オヤジギャク炸裂の観光タクシー運ちゃんにつかまり
『地獄ひとつひとつ行ってたら観覧料とられて高いでっせ〜』
の勧誘文句に乗り、つばとばしながら弾丸のごとく繰り出されるおやじギャグにお腹抱えて笑いながら地獄めぐりをし、怪しげな巨大白蛇さま(触るとお金がはいってくるという)のお城にも連れて行かれ、とっても楽しい思いをした。

温泉も、泥湯で半混浴の明礬温泉、由緒正しい竹瓦温泉、山の斜面のすっぽんぽんプール温泉など巡り湯したのだが、とにかく町全体に湯煙があちこち、ひなびた露天温泉から家族湯、ゴージャスなホテルの浴場、海が見える露天風呂、蒸し風呂、砂風呂、由緒正しい古いお風呂、何でもそろっていて、どれでもチョイスできるのが別府の大きな魅力だと思う。宿泊も豪華ホテルから間借りまでピンキリ。キャパが大きい。


『ここに来るとひとは動物に近くなる』というどっかの文学者のセリフどおり、ゆるゆるになっていろんなものが溶け出していきそうな魅惑の温泉街である。


今回はいったのは、ひょうたん温泉。名湯だった。

露天風呂では3メートルほどの滝からお湯がわんわん流れてくる。ここは、ミシュラン3ツ星がついているという。温泉場なのになぜ?と思っていたら、食事どころで出される地獄蒸し料理のことらしく、さんざん迷ったのだが、お昼の海鮮料理がお腹に残っていたのと、時間が無くて、次回のお楽しみとした。けれどしっかり温泉卵と蒸し芋は食べて、ゆるゆるだらだらになって帰路についた。今度はぜったい3つ星蒸し料理食べるぞ〜!