目覚め
一年に一回のホークスキャンプ行脚。一泊泊まりで初日はキャンプ、2日目は初午祭と準備万端計画していたが、二日ともあいにくの一日中どしゃぶり雨。まあ、こんなときもあるさ。がっかりする相方をキャンプ場において、私は一人で西都原の古墳と神社を見て回れるので痛くも痒くもない。(おまけに神社を見て回るときだけ雨がやんだ)
結局予定されていた紅白戦は中止、来てくれたファンにカレンダーを配るサービスがあるが、並んでいる人がすごくてそれも断念。。。。まあ日頃の行いの違いかも~~~~
2日目、雨の中、初午祭は実行されたようだが、どうしても行きたい温泉があるということで、霧島国分から、錦江湾東側をぐるっと回る国道220号線をひたすら南下して、桜島へ。
桜島の北側にある、白浜町温泉センター、地元民に愛される名泉。
高濃度のナトリウム泉。
露天風呂の底にはうっすらと桜島の灰が積もる。
でもめちゃくちゃ気持ちがいいのよ。地元民に愛される地元民のための温泉。
たぶん入りに来る顔ぶれは決まっているんだろう、帰りに受付の方から、どこから来られましたか?と聞かれたので、福岡からというと、まあそんな遠いところからと驚かれた。いい温泉があれば、地獄の果てまでも~~~~というのは大げさだが、相方は念願かなっての温泉に入れて、上機嫌!まあホークス紅白戦見れなかったツケは充分、おまけがでるくらいの良い温泉だった。
けれど降灰がすごく、うっかり車体に服が触れようものならまっくろくろすけ。
途中気になっていた黒神町の埋没鳥居に寄ったが、
あまりのすごさに唖然。桜島はいまも活動中の火山だということを思い知らされる。
グーグルアップでみると火山流が流れた様がちゃんとわかる。
それでもここに住み続けるという人たちに、なんか頭が下がる。
念願の温泉に行けたのかよほど嬉しかったのかどうか知らないが、今までそばを何度となく通っても絶対拒否して寄ってくれなかった黒酢レストランでごはんを食べてもいいよ~と言い出した。黒酢なんて(だいたい酢が苦手)、健康にいいなんて俺には必要ないと豪語していた相方だが、寄る年波でどういう変化が起きたのか知らない。が、私にとっては念願の黒酢レストラン、チャ~~~~~ンス!!!!
そうこの国道222号線は黒酢の聖地なのよ。
最初で最後だから、高いの食べなよって、お金出すのは私だ。おうっ!食べようじゃないか、高いの!!!!
料理すべてに黒酢がさりげなく使われていて、テーブルには、熟成5年ものふりかけ酢なるものも置いてある。なんにでもかけていいんだって。
相方は酢豚ランチ、
私は、贅沢してお寿司ランチ!(最後だもんね!)
昔、愛知県の半田市にいったとき、江戸時代のおすしを再現した物を食べたが、あの時の酢の味に似ている。柔らかくて、まるっこくて上品な酢の味。
ああん、絶品!
うまうま食べていると、相方が『黒酢さいこ~』とか言い出した。はっ?
『このふりかけ酢、買ってかえろ~~~』えっどういう心境の変化ですか?
普通の酢に比べて、黒酢は高い。ひとりで消費できないしなとあきらめていた黒酢だったが、目覚めたとなればもう遠慮しないよ、さっそく黒酢生活始めるよ。はっはっは。