・・・たかった。

この風景を見たかった。




新緑に覆われた交通量の少ない高原の道。コジュケイコルリホトトギスの鳴き声が響き渡る。
今冬に発見して、勝手にもみじロードと名づけた、裏由布にある塚原高原から城島高原へ抜ける道。
由布も新緑に覆われて、山開きのシーズンだ。





エゴの樹、卯の花、野ばらの白い花、カエデ・・・紅ウツギの可憐な花。



自然がいっぱい。きっとここは秋は燃える紅葉ロードになるはず。絶対秋にも来よう。



海をみたかった。



杵築城から望む伊予灘。遠浅のこの海からは珍しいカブトガニが採れる。小学校に飾ってあった標本は、ここからのもの。
ほんとは夕日が沈む海を見たかったけど、東の方角に海が広がるからそれは無理か・・・・。



昔からの古い温泉に入りたかった。


入湯料100円の、別府八湯のひとつ、亀川にある浜田温泉。
源泉かけ流しのお湯は熱くて、お湯が出ているところから一番離れているところでやっと入れるくらい。それでも足先がじんじん、一分もつかれないが、湯殿に腰掛けてお湯をぱしゃぱしゃかけるだけでも十分気持ちがいい。
男湯では、なじみのじいちゃんたちが、今日のお湯はぬるいのうといって、源泉が出る蛇口近くに身体を寄せてたそう。きっと熱いお湯に慣れてるんだね、信じられないと相方と笑った。こんな街中の地元人に愛され続けている温泉は、やっぱりいい。


別府では、もうひとつ明礬温泉にもはいり、温泉三昧ー。硫黄の臭いがまだ身体に染み付いてるけど、お肌すべすべだー。


最後は、お約束の現地のストアーに寄り、豊後水道で獲れた新鮮でぷりぷりした魚や、豊後牛を買って、今晩そして明晩のおかずに。ふふふ、実はこれを一番やりたかったのかもしれない。