言の葉

咲き始めのこの風情が好きだ デュセス・ド・ブラパン

ヒリンドンも花びらを広げて のぞくと奥の芯に、あの独特のイエローがのっている。
外から見ると、白薔薇そのものだけど。

小さなアメリカツタの株が紅葉した。きれいだ。


以前、原生林の何百年も生きる老木の一年を追ったドキュメンタリーで、紅葉が少しでも遅れると、それだけ冬のダメージが大きく、樹の生命に関わるという事実を知った。
人間から見れば、紅葉を見てキレイだと思うばかりだが、植物にとっては命をかけた営みであることに少なからず驚き、敬虔な想いを抱いたことを思い出す。

植物、生き物、自然の営みはこころを癒してくれるが、
私は知っている、本当に力をくれるのは、そばにいる温かい優しいひと達の言の葉だということを。

言の葉・・・言の刃・・・言の端・・・言の波・・・いろんなことのは。
私の口からでるものは、少なくとも大切な人に向けるのは、言の葉でありたい。