新入り

月曜、激しい雷雨の後、仕事を終え駐車場に向かっていると、にゃんの鳴き声。
『あっ子猫の鳴き声?』・・・・だーっ
『俺には聞こえん。おーいまた拾うんじゃないだろな、おーいってば。』(相方)
濡れそぼって長いしっぽが針金みたいなちびんこい猫。ああ目が合った。一目散に駆けてくる。まだ足元がおぼつかない。ミャーでなくてミュー、うわああ、また出会ってしまった。

車に乗り、濡れた身体をタオルできれいにふきあげると、のどをごろごろいわせるガリガリ子猫。
『なんだって俺のタオルでふくわけ?』
『ぞうきん一歩手前だからいいじゃん、臭いよこのタオル。オヤジの臭いぷんぷん。くさいねー、くさいねー、ちょーっと我慢だよ〜』
途中、キャッツフードを買って袋あけると、ハグハグ、ウミャウミャかっついて食べる。

『おなかすいてたんだ、捨て猫なのかなあ』
『お腹満腹の捨て猫なんておらんし。』
『雄?雌?』
『男の子みたいだよ』
『やまとの補佐役になるといいけどな、やまとを越えたらいかんぞぅ』


結局というか有無をいわさずというか、問答無用でうちに連れ帰った子猫。よかったねー、うちの子になれそうだよ。誰が捨てたんだろうねー。




モンチーとごたいめーん。興味津々だけど腰がひけてるモンチー。こげは嬉しそうに近づく子猫にシャーとすごんであとは無視。




3日も経つとモンチーとは仲良しに?

『おねえしゃーん』


『がしっ』


『押さえ込みー』『ウミャアア』


『顔面チョップ!!』


『コロリン〜』


『空手チョップ!!』


『コロリン〜』


少々手荒だけど、モンチーちゃんと手加減してる。舐め舐めするし。チビ猫も嬉しそうにまとわりつく。
早く名前を考えてあげんといかんなあ。