かごんまの湯煙、焼酎、歴史探訪ツアー〜温泉編〜
燃え上がる、燃え上がる、燃え上がるおっさん〜(ガンダムのテーマで)
・・・こうなっては誰もとめられんのじゃ(byおばば)
九州八十八湯、内訳は、長崎(8)佐賀、福岡、宮崎(各9)熊本、鹿児島(24)大分が37。大分に次いでノミネート数が多い鹿児島県。
鹿児島県はほとんど未踏の地、めらめら燃える相方。練りに練って緻密な工程表を作成し、はりきり方が尋常ではない。一日3湯までという制約を作り、まずは霧島山系の八十八湯を攻めるべく、雨の降る中テントを車に詰め込んで一泊二日の旅へGO!。ほんとうは山にのぼりたかったのだが、雨がひどくなりそうな予報だったので、そのときは焼酎の蔵めぐりをしようと土曜早朝出発となった。
栗野インターを降り、第一湯目、栗野温泉南州館。
維新後、西郷隆盛が一ヶ月間逗留して雉うちをしたりして身体を休めたところ。このあと西郷どんは、歴史の大きな渦の中に巻き込まれてゆく。
石積みでできたお風呂、泥湯。
こちらは硫黄泉。
あと蒸し湯があって、一湯300円、2湯だったら500円、3湯で600円。地獄で蒸す鳥の丸蒸しが名物料理。これ食べたかったなあ・・・・。
泥湯で小柄なおばあちゃんと一緒になり、いろいろと話を聞く。
久しぶりに夫婦で訪れたこと、このあとお昼をここで食べて、お昼からまたあとのお風呂にゆっくりはいること。初めて鳥の丸蒸しを食べるのよ、夫婦二人でたべきるかしら。ずいぶんと久しぶりにきたけど、ここはちっともかわってない・・・。嬉しそうにぽつぽつ話す。
どちらもお湯が素晴らしくて極上の時間。
ここから山伝いに霧島温泉街にはいり、第2湯目は、湯ノ谷山荘。大きなホテルが立ち並ぶところからまた山にはいったひっそりな所にたつ。
木枠のお風呂が大・中・小3つ並び、それぞれ熱湯→微温湯→微微温湯と温度が違うお風呂が並んでいる。
このとき3,4人おばちゃんたちがはいっていて撮影の許可を請うと、やーんどんなポーズとろうか、しわしわだからかくさないとね、と始終にこにこ。
お風呂の中では垣根がなくなる。おばちゃんたちありがとね、いい写真が撮れました。
3湯目きのこの里。新川渓谷沿いに、上流から塩浸温泉、新川渓谷温泉、安楽温泉、妙見温泉と渓谷沿いに大小様々なお湯が湧く。成分のことはよくわからないが、傷に効くということで、多くの人が湯治に訪れた名湯ばかりだ。
結局雨がひどくなったのでキャンプはあきらめ、妙見温泉街に飛び込みで宿泊をとった。
妙見温泉だけで3つの八十八湯、秘湯を守る会のお湯がある。泊まった旅館も川のすぐそばの広々した岩風呂で気持ちが良かった。結局一日だけで4回もお風呂に入り、ふやけ状態で熟睡。
朝からは近辺のお風呂を2カ所入るという。・・・・ついていけんぞ〜。
二日目一湯目、妙見温泉、たじま荘。
傷に効く湯、胃腸に効く湯、神経痛に効く湯、どれにはいりますか?と聞かれたらしい。妙見温泉レベルが高い。
朝食後すぐだったんで私は一回お休み。自炊部があり旅館とは別に長逗留の人たちのためのアパートみたいな建物がある。釜で炊いたごはんをふるまうのか、火のはぜる音といい香りの中、ここで相方たちをまつ。
相方はこのお風呂で鹿児島の達人おじさんと出会い、名湯談義に花が咲き、いろいろと名湯情報を仕入れ興奮状態で帰ってきた。
妙見温泉石原荘の露天風呂
高級旅館で、お風呂の作りは贅をつくしてすごかったけど、ソフトがね・・・・フロントの女性は上から目線で感じ悪かったし、案内もよくなかったし、何よりスタッフにお風呂に対する愛が感じられないのよね。。。ちょっと残念な感じだった。入湯料馬鹿高かっただけに。
そして最後、日当山温泉岩戸荘。人が多かったので写真なし。代わりに看板たぬきにゃん。
お湯は緑色でとろとろしていて気持ちが良かった。地元の人に愛されているお湯という感じだった。
日当山は町のあちこちに庶民のための小さな温泉銭湯、家族湯がいたるところにあり、どこも地元の家族連れで賑わっていた。こういうとこいいなあ。ゆっくり時間とってお風呂巡りをゆるゆるしたくなる。
霧島山系、反対側宮崎県側にもたくさん名湯があるらしい(達人情報)。
温泉八十八湯、奥が深い・・・・・。