療養泉

このあいだの3連休。一日目は勉強会の発表があったので、これに向けた準備と人前で話す緊張感でぐたぐただった。
2日目、朝早くたたき起こされ連れて行かれた阿蘇大観峰



5時に起きて雲海を見るはずだったが、起きれず寝坊、向こうに見える祖母山系にうっすら霧が残るのみ。
『2時間遅かったな・・・』とこぼす相方。いやあ無理、どうしたって無理。

阿蘇五岳。眠くて車の中で欠伸ばっかりだったのだが、雄大な景色を見てると、疲れが抜けていくから不思議。



久住連山



温泉はいって疲れ取ろうということで、やまなみハイウェイを抜け、久住のふもとにある長湯温泉に向かう。炭酸泉で有名だ。


ドイツのどっかの都市と姉妹都市提携してるからかどうなのか、ドイツ風の町営温泉館。



長湯のお湯は析出物が多く、療養泉として名高い。



一湯目はしず香の湯。100円の無人温泉。川の傍の掘っ立て小屋、化石化した洗面器、洗い場は析出物が模様つくってるし、山賊の湯みたいだ。



でもここで出逢った60代の女性の話がすごかった。埼玉から別府鉄輪に移住してきたという。住んでるマンションにも温泉がひかれているが、ご主人の病気療養のため、週に一度はここにくるという。『内臓疾患にいいのよ、飲用するとがんにもいいんですって。ここにくるとね、身体のこわばりが綺麗にとれるから、ドライブがてら来るの〜。あなたも飲んで帰りなさい。』

はい、と素直に飲んで、女性の話を聞きながら入浴したのだが、ああ確かに身体の凝りが嘘みたいに消えている。


長湯は温泉旅館が何軒か川沿いに建っているが、温泉街みたいな華やかさはなくて、



回りは山と田んぼばかりで、の〜んびりとした雰囲気。



町の肉屋さんで揚げたての鶏もも肉の唐揚げをほおばって(晩ご飯用にも買った)、次の温泉へ向かう。
豊後街道そばにある白丹(しらに)温泉。ここは町の有志で建てられた町営温泉。小さい泡がびっしりとつく透明の炭酸泉。



昼休み中だったのだが、車で待っている姿を見て、『いいよ〜』と管理人のじっちゃまが30分も早くいれてくれた。窓からは久住連山の眺め、隠れた名湯だ。


家に帰って早々とぐっすり眠ることができて、疲れがきれいにとれた。
最近の私の不眠の原因、ごまちん。9月暑さが和らいだころプチ避暑の旅に出かけていたごまちん。秋風が冷たくなるとご帰還。どしっと毛布の上に乗ってくるので重いこと、重いこと。
『なんざますか〜?』



でもごまちんの肌はきれいなピンク色で色っぽいのよね。