合い言葉は・・・温泉!

結婚式を無事終え、今度は披露宴が間近に迫ってきた。(一緒にやっちまえばいいものを・・・)
仕事しながらの準備で、娘はかなりストレスフル。3人顔をつきあわせれば、出てくる言葉はいつも「鹿児島の共同湯に行きたいね・・。」
ここからだと原鶴温泉も近いし、別府までだって1時間強でいけるけれど。
娘とも話したが、別府の共同湯は、見えない作法というのがあるような気がするねって。なんとなくこれをきちんと守らねばみたいな、微妙に気を遣う。
けれども鹿児島の共同湯は、いつ行ってもウエルカム!よそから来ても熱烈歓迎!ようきた、ゆっくり入って行け、湯につかれば昔からの湯友達、湯船も脱衣所も歓声であふれかえる。もちろんひっそりとして誰にもあわないことも多いが、あの鹿児島人から得られる開放感は、なにものにも代えがたい。
久しぶりに土日とも休みだったので、早起きして日帰り弾丸鹿児島共同湯ツアー!!!

タノカンサアが迎えてくれるグーグルにも載ってない極上共同湯をめざす



えびの市のタノカンサア、1つ1つが個性的。



看板もなにもでてないが、最近こういう隠れた共同湯を探すのがうまくなった。コツは屋根の形



正統、木の脱衣所


うっすらとしたモール泉でお湯がまろやか〜、源泉掛け流しを独り占め。隣からは相方のぶおおおお〜という深いため息が聞こえてくる。


これよこれこんなんにつかりたかった。

えびのの歴史資料館を見て回り、霧島山系をまいて、国分のしゅじゅどんの湯へ



しゅじゅどんは西郷さんのことで、ここらあたりは彼が愛したお湯。ちゃんと番台が残っていて、愛想のいいおばちゃんがこまめに動き回る。



上湯、下湯、底の浅い寝湯だろうか、ちゃんと好みの温度のお湯にはいれるよう、三層式。


やっぱり素晴らしい、お湯がなんというか肌にぴたーとまとわりついて、いやあ極上極上とつぶやく。



国分でご飯を食べ、酒屋に寄って焼酎を買って、道の駅をぶらぶらのぞきこみながら、菱刈をめざす。
最後はやっぱり金山の湯、溝口さんちのお湯で締めだ。
夢にまででてくる溝口さんの湯。向こうに見えるのは、彼女の水田。


一番湯にあたると、膜がはっていることもある濃厚なお湯。

金の粒子が落ちてないかなあなんて底を触ってみるが、そんなことは万に1つもないか・・・・・。


あれだけずるずるだったみどりっ鼻が帰ってからぴたっととまった。恐るべし温泉共同湯パワー!
いつも鼻呼吸が出来なくて、口呼吸でのどがひりひりからからしていたのがすっきり。
さて明日はいよいよ披露宴。風邪が治るのが間に合って良かった!
息子も今日の便で帰ってきて、夜は、初めて16代目和ちゃん(娘の婿をこう呼ぶ)と初顔合わせの飲み会だい。