嵐を呼ぶ女’s

ボランティア団体の九州支部支部長を務める人から、ずっとお世話になったから大分のふぐをごちそうしてあげるといわれ続けて2年、この土曜日やっとそれが実現した。
父と同じ年の大分出身の男性で、かねがね、『下関や福岡のふぐなんて食べられんよ、ふぐはやっぱり大分だよ』が口癖で、去年の秋の全国大会が大成功に終わったお礼をしたいからといって、スケジュールを合わせに合わせてやっとふぐ招待が実現。
仕事を持ちながら2足のわらじを軽やかに履き、言われなくてもさっと動くことのできる、下働きをいとわない気心しれた女ばかり4人、、喜び勇んで(別府で温泉にもはいるぞ〜)ふぐがまつ大分に向かうはずだったのだが・・・。なんだってこんな日に雪嵐!そう雨女ならぬ嵐を呼ぶ女’s。吹雪の中、ぎりぎりまで車で大分道を越える案を捨てきれなかったが、昼にはあえなく雪で閉鎖。JRでしかも指定がなかなかとれず、博多駅で2時間つぶして(2時間の間、お腹をすかせてこいよといわれたのにもかかわらず、なかばやけくそでバイキングを食す)、温泉も吹っ飛びぎりぎりの大分到着。


けれど豊後水道のふぐは美味かった!!!!


博多や下関のふぐは皿の模様がみえるくらいうす〜く切って出てくるが、ここのは肉厚でこりこりしていて、しかも肝を酢醤油にとき、紅葉おろしとかぼすをふりかけて食べる。おっしゃるとおり絶品!!!




ふぐをまるまる食すコースのようで、白子、お腹周りの唐揚げ、




そして最後に鍋が出てきて、雑炊でしめる。



ひれ酒がやたらおいしくおかわりしてほろ酔い気分。
『あんたらは気持ちよく食べるね〜、男は酒ばかり飲んで、せっかくのふぐはたべんよ。ひどいやつなんてあたるかもといって絶対箸つけんやつもおった。』いやあご心配無用ですぅ。美味しいモノは別腹、別腹。雑炊もきれいにたいらげて、完食!!!


ごちそうさまでした。今年度で役を降りるとのことだけど80過ぎても元気でいる限り、ずっと現役で頑張って欲しい!!!



終電車で帰る予定だったが、やっぱ温泉はいって帰ろうと意気投合し、(行き当たりばったりの女達)別府まで戻って飛び込みでビジネスホテルに宿泊。(別府はこんな宿があるから嬉しい。)そこのホテルの小さな展望風呂にはいることができた(もちろん温泉)。
翌朝雪なんてどこにもなく、あの嵐はなんだったんだ、なんでこの日にピンポイントで降る!?と喧々囂々だったが、美味しいふぐも食べ、いろんな話も聞くことが出来、温泉にも入れて、よかった、よかった。また明日から頑張るのだー。留守番をこころよく引き受けてくれたとーちゃん連れて、ふぐ食べにまた来よう。


思いっきりたべてまた2キロ元に戻ったので、これも明日からがんばるわあ・・・。