玖珠の独り湯

大分県は玖珠、北の園温泉、ほとんどバラック小屋の九州八十八湯。
車の往来激しい国道210号線からちょっと入り込んだところ。久住に行くのに何遍も通る所なのに、こんな温泉があるなんて今まで知らなかった。
無人で、お金は木箱に200円。
たぶん地元の人しか知らない、地元民のための温泉。こういう温泉好きだなあ。




お湯は薄い黄色で気持ちがいい。女風呂は誰もおらず独り占め。ふぉっふぉっふぉ〜。



窓が開け放たれていてすぐ横は綺麗な小川が流れてる。川の向こうは人が通る道なので、見えないよう木の塀が作られている。この塀がなかったら、 猥褻物陳列罪になっちゃうもんね、私。



誰もいないのをいいことに、濡れないようカメラをもってお湯につかりながら窓辺によたれかかる。
小川に飛ぶ黒い羽のカワトンボ。



秋の陽射しの中で求愛行動に余念がない。そうやって命をつないでいくんだね。




バラック小屋の後ろは田んぼで、黄色く垂れ下がった稲穂と脇に植えられたコスモスが秋の陽射しを通して綺麗に咲いていた。




静かに華やかに里の秋は進んでいってる。