山川温泉から小国町へ

岳の湯から小国側に少しくだったところに山川温泉がある。2つの共同浴場、小さな旅館が2,3軒の小さな温泉郷


国鉄廃線跡。玖珠恵良駅から小国を結ぶ鉄道だったが、昭和59年に廃線になっている。



向かった八十八湯は、看板がなければ民家と見間違いそうな旅館にあった。



のけぞった置物・・・・うり坊



ツキノワグマ




最近、九州の屋根、祖母傾山系で熊の生息が確認されたとかなんとか、ニュースが流れていたが、昔はこのあたりにも熊が出没したのだろう。年々、追われている生き物たち。正直、この置物を見て心が萎えたのだが、女将さんとおぼしき女性の元気な声に救われる。

3つ露天風呂があるらしいのだが、『もうそろそろ出る頃だから、一番大きい所に一緒にはいったらよかよ〜』といって、一番良い露天風呂に入らせて貰った。



お湯は薄いコバルトブルーの硫黄泉で、少し熱めのお湯。


湯の花がたくさん浮かぶ。


昼食&温泉のお客さん達が結構多く、
『温泉が気持ちよかった』『ご飯が美味しかった』と口々に。そのたんびに女将さんが嬉しそうに、
『他になんにもないからね』明るくてよくしゃべって親しみのある、しゃきしゃきとした女将さんだった。



ここから小国町へ入る。以前通りかかって気になっていたお店、黒豚屋。
甕!甕がね、呼んだのよ。その名の通り小国黒豚を扱っているお肉屋さんだが、ヒレカツやミンチカツなど4種類のカツをその場で揚げてくれる。



揚げて貰う間、ケヤキ水源の看板が近くにあるのをみてたので、ちょっと探検。



あいにくの雨で川は濁っていたが、見事なケヤキの木。紅葉している。



この木の根元から清水が湧き出していて、木にはしめ縄、そばに小さな祠が祀られている。地元の人から大事に大事に守られてきたケヤキの木だ。



奥の方からこんこんとわき出している薄い青色がかった水。すくって飲むと甘い。



この民家の下を通ってきたのだが、大雨で増水したときなんか怖くないんだろうか?



対岸の民家に飼われているワンコが、写真を撮っている間中わんわんわんわん。おつとめご苦労さんです。



黒豚屋に戻ると、ほくほくと揚げたてのカツ!!。ばくっとかぶりつきたい衝動をおさえ、これは晩ご飯のおかずに持って帰ることにした。
黒豚というと、鹿児島や宮崎のブランドだが、小国黒豚もメジャーになってほしい。あっさりとしていて、でも味があって美味しゅうございました。


ここから、この日最後の温泉、杖立温泉に向かう。もうへろへろだー。