杖立温泉

この日最後に立ち寄った杖立温泉。
神功皇后応神天皇を産むとき、産湯として探し求められたお湯という伝説が残る古い温泉場だ。




両側を断崖絶壁に囲まれ、真ん中に流れる杖立川の両側に大小新旧さまざまな旅館がびっしりと並び立つ。



杖立という名称は、杖をつきながら訪れても、お湯に浸かって帰る頃には、杖無しでたてるようになったという歌による。
昭和の時代には、福岡の奥座敷とか九州の奥座敷といわれ、繁栄した。ここ最近黒川温泉、湯布院などに押されさびれる一方だったが、他に例を見ない蒸し湯として巻き返しをはかっているようだ。

真ん中を流れる川は、下流の松原ダムに注ぎ込み、筑後川へと続く。




ラピュタにでてくるパズーが住む街みたいだ。




古式蒸し湯保存会という提灯をぶらさげた旅館が何軒か、浸かるだけでなく、むしろをしいて、蒸気で身体を温めたり、木箱にはいって蒸されたり・・・サウナと似てるが、サウナより低温で湿度が高いことから、美肌効果、新陳代謝の改善、鼻づまりなどによいと、温泉街HPにある。


この温泉街に八十八湯が一湯、相方はいそいそと入りに行ったが、私は一日2湯までと決めているので、背戸屋(せどや・・・路地裏のこと)めぐりに。地元民のための地元民しか知らない看板なしのバラックの湯もいくつかあるらしい。


こういうのもあちこちにあり、次くるときは、卵とかお芋とか持参で来ようと堅く決意。



背戸屋




細い路地、パイプがやたら多い。この赤いバルブが気になる、気になる。寒くなるとバルブをあけて蒸気を通し、暖房とするのだろう。ある意味とてもエコな街。



ぽんぽこ温泉って・・・・・気になって覗こうとしたけど、鍵がかかってはいれなかった。えええ〜すごーーーく気になる。



さて温泉つるぴかおぢさん、八十八湯60番目は、やたらたくさん湯船があって湯疲れしたらしい。晩ご飯のあとばたんきゅー。まあいろいろあった週末、おつかれさん!!!