オールドローズが好きになって、薔薇が増えた。最近は原種にも手を出し、狭い庭はとげだらけで通行不能のところもあるくらいだ。
どうしてオールドローズが好きかな?とつらつら考えると、花びらがツンケンしてなくて丸いところ。花容のバリエーションも多く、一重、八重、クォーター咲き、キャベツのように百枚弁といわれるほどたくさんの花びらを持つ薔薇もある。細くしなる枝が愛おしいし、香りも素晴らしい薔薇が多く、幸せな気分を貰っている。


いろんな薔薇を見るたびに、出会う女性を薔薇に例えて感じるようになった。


女性はみんな心のどこかに花を抱いてると思う。(男の人は木だ。どっしりとした幹や枝、豊かな木陰をもってるかどうかみたいな視線で男の人を観るようになったな。)


水曜夜、初対面の女性は、たくさんの花弁をもつケンティフォリアローズ。
優しさ、思いやり、慈悲の幾多の花びらの下に、哀しみやかすかな痛みが見え隠れする、笑顔の美しい観音様のような人だった。


いっとう好きな薔薇、ファンタン・ラトゥール(再掲)


歳をいくつ重ねても、いや重ねることによって美しく輝く花をもちたいと願うが、さてはて私の場合はどうだろう。まあ、木だって花を咲かせるわけだし。もうちょっと女らしくしたいけど。。。ちっーと頑張るか。