ピンク・ピンク・ピンク!

私ほどピンクが似合わん女はいないと思う。実際ピンク色の洋服はうちにタンスのなかにはないし、似合わないというよりは好きじゃないといったほうが近いか。
けれど花は別。ピンク色の花はなんか幸せな気持ちにさせて貰うので不思議だ。一口にピンクといってもいろんな色合いのピンクがある。


チャイナローズ、ウージェーヌ・ドゥ・ボアルネ。

この舌を噛みそうな薔薇は、ピンクというより深いクレムゾンレッドにパープルを混ぜたような深い色で咲く。花びらぎゅうぎゅうなので、やっとこさっとこ開いていくのだが、香りが強い。庭中に甘い香りをばらまく。鼻を近づけると脂粉がまじったような強い香り。女優さんの支度部屋に紛れ込んだような香りとでもいおうか。どきどきする香り。
なかなか大きくならないけど、貴婦人の薔薇だと思って大切にしている。




このちっこい花は、なんとか小町。毛糸玉がくっついたような花らしくない花だけど好き。



庭のあちこちに元気にはびこるヒメツルソバ。いろんなピンクが楽しめて金平糖みたいで可愛い。



12月は鉢薔薇の植え替え作業が待っている。一日一鉢で年末までにやり遂げよう、うん。