迷惑な実験

おばか疑惑がかけられているサスケだか、疑惑を通り越し、正真正銘お馬鹿猫まっしぐら。あんぽんたん猫への王道を突き進んでいる。
いっときは出勤する娘の車の駐車場(歩いて5分の所)まで走ってついていき、車に乗せられて家まで送りかえされ、そのロスがもとで遅刻をする羽目になった娘の逆鱗に触れ、娘が出るときには必ず部屋に閉じ込められる(私たちの部屋ね)。
私たちがでるときには、毎朝コイツをまくのに一苦労。あらかじめ車を先の方にだしておいて、ついてくるのを家にほおりなげ、ダッシュで車に乗り込むということを毎朝。やっとこのごろ、お出かけにはついていくことができないということがわかってきたようだが、油断はできない。

とにかく水が大好き!流れるのを触るにこだわり、ご飯をつくるのにもびったりと寄り添い、シンクタンクの中に座って流れる水に手を出し、冷蔵庫を開けようものなら入ろうと画策し、まな板の包丁の動きに手を出そうとする。いっときも目が離せないったらありゃしない。お風呂にもついてきて風呂蓋の上で興味津々にお湯を眺める。2,3回引きずり下ろして風呂に入れたが、嫌がる割には懲りることなくやっぱりお風呂についてくる。おそろしく好奇心が強いみたいだ。
寝る以外は、誰か(他の猫も含む)の邪魔シーで忙しく、だいたいがとろいのですぐ巻かれて、興味の対象が次々と変わるのもこやつの特徴。
大人になったら、この邪魔しーは治るんだろうか?でもこのままでもいいかな。


腹巻きをしている猫



ではなく、猫は腹巻きをされると歩けなくなるという噂を聞きつけた娘が、ヘヤーバンドを使って実験。
すぐに腰がへなへな〜って座り込んでしまうサスケ。



僕、たてましぇん



ぎゃ〜ほんとにそうだ〜、ごめんね〜とあわてて腹巻きをはずす娘。(よいこは真似してはいけません)



不思議〜、なんでたてないんだろう?
実験台になったサスケ、夜中帰ってきた娘に熟睡を邪魔されても、ちゃんと相手をし、添い寝をしてあげて、娘が寝静まったころに私の布団に戻ってくる。遊んでいるのか、それとも遊ばれているのか、懲りない猫なのか、ただのお猫好しなのか、よくわからないが、みんなから愛されている猫ではある。

こうやって外と家を自由に行き来できる場合、猫的に賢いと、結局家には帰ってこなくなるような気がする。サスケ、あんぽんたんのままでいいからね。