ゴール間近

さて今回の宮崎・鹿児島行きで初めて湯治旅館なるものに泊まった。
泊まる目的がご馳走でもなければ豪華な客室でもないし、立派な作りのお風呂でもない。。。ましてや上や下へのおもてなしでもないので私たちにはちょうどいい。

妙見温泉田島本館。


自炊部と旅館部があり、自炊部はほとんど昭和初めの朽ち果てそうなアパートののり。相方が予約したのは旅館部の方。6畳一間におえん&トイレと洗面所、テレビとエアコンつき。お布団は自分たちで敷く。頼めば、朝食・夕食もつけることができる。
朝食のみつけてもらったのだが、ご飯はもちろん釜で炊いたごはん。


釜で炊いたごはんのおいしいこと!おかずは質素だが、地のものでもうこれだけで充分、充分。
お風呂は、神の湯といわれる神経痛に効くお湯と、



胃腸に効く湯と傷に効く湯。


ほとんど村の共同浴場。洗い場はあるかないかの簡素なお風呂だが、源泉掛け流しでお湯がとうとうと流れる。まあああ素晴らしいお湯!お湯に入った途端、『ほおぉおおおお』と気持ちよか〜ためいきがでる。もちろん八十八湯。
去年きたときは私はこのお風呂に入り損ねたのだが、相方はここで温泉仙人と運命的な出会いをはたし、温泉道にのめりこむきっかけとなった記念碑的お湯である。

旅館のお世話をするのは、初老の夫婦と若夫婦みたいだったが、素朴で人が好くて親切で、おもてなしの原点を見るような。何度でも来たい宿だった。安いし。

宮崎キャンプ場からここに来るのに、2湯(青井岳温泉、湯穴(つあな)温泉)、そして同じ妙見温泉下流にある旅館どさんこの五右衛門風呂に入って、相方の八十八湯巡りは八十六に達した。



でもこれで終わるわけではなく、奥薩摩、南薩摩のお湯をまるまる残しているし、いわゆる湯治旅館にはまりそうでもあるので、知られざる埋もれた名湯探しは続くようである。

実は2月は私にとって鬼門で、毎年この月に体調を崩していたのだが、去年あたりからそれが激減し、今や絶好調!う〜んこれも温泉効果なのだろうか?