半田のロヂウラ

半田は酢の町と言われる。江戸前すしの普及に伴って中埜家も大きくなり、ミツカングループとなった。中埜酢店の城下町といってもいい。

前の建物は大正時代のネオルネサンス建築でなかなかおしゃれ。後ろが本社ビル。



無借金の優良企業だそうで、社長は代々世襲制、代々又左右衛門を名乗るという。中興の祖だからか?付近の工場群も黒塗りの蔵作りで、まるでそこだけ時間が止まっているよう。


黒く塗っているのはタールだそうで、知多半島特有の潮風から家屋を守るためだと思われる。



知多半島のいたるところでこういう黒塗りの板塀の民家をたくさんみることができる。中庭形式のおうちも多く、強い潮風を防ぐためなのかなあ。
こういう古いお屋敷もちらほら残っており、角を曲がるたび面白そうな路地がありあきない。



酢の里博物館、国盛酒の文化館を足早に廻り(試飲だけはしっかりとした)、紺屋街道という古い町並みが残る道へと入る。
古い土塀。下の支え木は瓦が落ちるのを防ぐため?



ここはおばあちゃんが独りで切り盛りしているせんべい屋。美味しかった。



無造作に甕・・・・。持って帰りたくなるじゃないか。



配管の妙。こういう民家があっちこっちにあって、軽自動車がやっとこさっとこ通るような路地が縦横無尽。いいわあ。


あっここも〜、こっちにも〜と路地に入っていく面白さ。で、迷いに迷って赤レンガのカブトビールには行けず。この日の天気予報は雨のち曇りであったが、外れてびゅーびゅーと強風が吹き、容赦なく陽が照りつける夏日。汗だくだくになったが、でもこのロヂウラから出たくなーい。
迷子状態だったが、偶然駅近くにぽっと出てきた。

さてここから、しょうゆと豆味噌の産地武豊町へ。ロヂウラ探検は続く。