いつのまにか相方が涙もろくなった。
先日、外国人によるのど自慢を一緒に見ていたら、「明日にかける架け橋」「言葉にできない」・・・日本人顔負けの情感を込めての唄に、思わず涙を流す相方・・。「なんかわからんけど涙が出る・・・・。」と鼻をしゃくりあげる。



年取ったのかなあ・・・。むかしは論理と合理を愛し、不合理を憎み、感情的なことは忌み嫌っていたのにね。



でも、魂の琴線をふるわせて涙を流すのを見るのは嫌じゃない。
以前は、仕事で叱られトイレに籠もって泣く後輩に、「泣くのはいいけど、でてきて仕事してねー」と恫喝してた私もちっとは変わったということか。



年を重ねるにつれて、言葉にできないことが増えたような気がする。そういう場面に出会うことも増えた。涙は、どうしようもできない、もだえる心の代弁者かもしれない。



仕事上、人の表情の動きや声の表情、身体の使い方、パフォーマンスをじっと観察することが多い。表情や身体の動きはなんとも雄弁に心のありようを語る。
はき出された言葉と表情や身体の動きが一致しない人と時間をすごすのは最近ちっと苦痛かも。(特にコンビニの定型挨拶ね、あんなん言わない方がましよ〜)
その点にゃんは見事に一致しているので、そばにいて苦にならないし安らぐのかもね。



おがたまのき


別名トキワコブシ。招霊 小賀玉 緒霊等の字があてられてきた古代神道上、重要な木。 






古来、神を招く依り木(神が宿るところ)として、ひもろぎに使われてきた。白く咲く花はバナナのように甘い香りがするという。
冬でも葉が落ちず、夏の陽射しにてらてらと光る葉は生きるエネルギーに満ちてすがすがしい。



まあ、泣いたり笑ったり悲しんだり怒ったり・・・・本物の感情と潔くつきあっていきたいものだ。