湯治の旅

連休は、高千穂峰に登山予定だった。でも体調は病みあがりで力はいらず、天気も雨模様。山登りはやめにして、からっぽの胃にふらふらの身体を癒やすため、極上湯を探してぼちぼち入りながら鹿児島を目指す湯治の旅に変更。

えびので高速を降り、京町温泉郷へ。このあたりはモール泉が多い。
原口の湯。日用品を売るお店兼用。ああ、そそる。


家族湯もある。



効能書きがすごい。コーヒーの湯だって。


ほんとだ〜、コーヒー色。いやあ気持ちいい。



首輪をしてる原口にゃん。



『気持ちよかったか〜?』うん、きもちよかった〜、髪もふさほわよ〜。



お山は笠がかぶっていて、雨がポツポツだったが、紅葉も少しずつ進んでいるよう。



きれいだね。



ツタの葉も染まりつつ。



紅葉狩りしながら霧島を降り、和気神社の近く、犬飼集落の共同湯。村の人達が入るだけの湯だが素晴らしかった。


洗い場は析出物で年輪のようなものができ、そこに年を重ねたばーちゃんが4,5人。『よそから来たんですけど入らせて貰っていいですか?』と聞くと、おおっ〜!わいわいがやがや、200円はここにいれて、ここで着替えて、どっからきたの等々口々に歓待してくれる。
鹿児島の共同湯にくると、いつも思うことなのだが、鹿児島人はよそ者に対しての垣根が低いというか、知らない人間にでもまるで根っからの近所の人間のように話しかけてくれる。とにかくお風呂場が賑やかなのだ。何を言っているのか半分くらいしか解読できないのだが、何かと輪に入れてくれてにこにこ声をかけられる。
上がり際には、なんと『ありがとね〜。』と言われた・・・・鹿児島共同湯ばんざい!!!


鹿児島市に入り安宿に一泊。市内にも温泉銭湯がそこかしこにあり、何湯か巡るつもりだったが、夜は相方が焼酎の飲み過ぎでダウン。朝4時からあいているという桜島が真っ正面に見える高台の銭湯に1つはいり、そして帰りがけに日当山、西郷どんのお湯。




西郷どんが愛したお湯はやはり名湯だった。
お肌はつるつる、たまっていた澱のような疲れがきれいにとれ、生まれ変わったようなほこほこ感で鹿児島を離れた。お腹もなんとか元に戻ったし、さてさてだ〜〜。