極上町湯

ゴールデンウィークの前半は、お金のかからない近隣の神社を巡ったが、お風呂はその土地の温泉を探してつどつどはいった。でも、でも塩素はいりまくりのスーパー銭湯だったりで、もう身体が塩素臭くていけない・・・。だってもう脱衣所自体が塩素のにおいで充満してるんだもん。お口直しいやお肌直しに、別府へ走る。休みの後半に鹿児島へ極上共同湯巡りを企画していたのだが、もうほんとに我慢できなかった。


別府の町は、先の戦争の時に空襲を受けなかったそうで、古い昭和の街並みがあちこち残る。



これは何かの倉庫跡かな?


うろうろしてて偶然見つけた末広温泉。住宅街のなかに何気なくある。洗面器をもった女の人の跡をつけるとあった。あはは。


昔は茅葺きの建物だったらしいが、今は公民館風。2階は地区の人の集会所になっているようだ。別府八湯巡りというスタンプカードもあって、共同湯巡りは人気のようだ。ちなみに相方は30湯ほど巡っている。先は長いぞ〜〜。



いやあさすが別府の町湯。気持ちよさは格別だ!!!


たぶん45度はありそうな熱〜いお湯。別府のお湯はたいがい熱湯に近い。かけ湯しながら徐々に慣らして、ちゃっとはいってちゃっと出る。一息ついてまたかけ湯しながらちゃっとはいってちゃっと出るを繰り返す。
先にはいっていたおばあちゃんが、「もう私出るから水で埋めなさい。」と言ってくれたが、郷には入れば郷に従えで、熱いお湯の時はこういう入り方をするようになった。
そういうと、「そうそう、そういう入り方の方が身体にいいのよ。水で埋めると温泉成分も薄まっちゃうのよね〜。」とひとしきり熱いお湯絶賛のお話しを聞かされた。そう、地元の人は水で埋めるのを嫌う。どうかしたら熱いお湯の注ぎ口のところに陣取る猛者のおばあちゃんがいるくらいだ。
こんな入り方でも充分温まるし、脳天にか〜んと来て、さっぱり爽やかになって生き返るところが別府のお湯の凄さかもしれない。

帰りにもう一つ、お地蔵さんにお賽銭入れてはいる、極上の共同湯鶴寿泉にはいっていい気持ちで家路についた。
なんだかなあ、温泉依存症になりつつあるような・・・・・。