甌穴の森

霧島山系は温泉天国でもあるが、深い森と渓流の美しさも素晴らしい。


甌穴の看板が以前から気になっていたので、渓流沿いに森に分け入る。


水の透明度が高く、川底まで見え、時折魚が泳ぐ清い水。


ハシゴを下り、板を渡ると、そこは桃源郷


不思議な岩の形。



甌穴(おうけつ)またはポットホールとは、河床の岩盤の生じたかま状の穴。いわのくぼみや割れ目に入った小石が河流で回転し、少しずつ岩盤を削り、次第に円形の穴が深く成長することによってできる。(wiki



小石と水の流れと岩盤でこんな景色ができるのかな?


最初はこんな小さい溝から始まって、



長い年月の間に、こんなに深く大きい穴になるんだろな。



洞穴もある。



聞こえてくるのは水の音だけ。新緑を迎えて、常緑樹の古い葉がはらはらはらはら降ってきては流れる静かな時間。



彼岸ってこんなとこかもしれない。
出逢った森の妖精たち。
ハルジオン



警戒モードのにゃんこのしっぽみたいだ。


今から開くんだね。


黄色いたぶん野生ランの一種。



そしてマムシグサ。おどろおどろしい名がついてるが、あんまりだよなあ。



私は森の貴婦人と呼んでいる。


すっと伸びた花茎としっとりとしたこの深いえんじ色。大人の女、シックな貴婦人に見えないかなあ。。。