嘆きの宇土半島

熊本県河内町船津
こういう山が迫った港町はとても懐かしい気がする。段々畑はでこぽんとか柑橘類の畑のよう。


奥に見える山は金峰山。こっち側を通るのは初めて。宇土半島一周の旅。温泉マークがあったので入り込んだが、結局見つけられず・・・


目の前に雲をかぶった雲仙岳有明海は広い・・・。


お目当ての1つ、阿蘇ピンク石、別名馬門石。


宇土半島の付け根、網津町馬門に古代からの石切場がある。阿蘇ピンク石は阿蘇火砕流が冷えて固まったものだが、名の通りピンク色というか赤い。雨が降って濡れるとさらに赤くなると言う。


この石が、継体天皇の棺、岡山の古墳でも見たなぁ・・・近畿の有力者の墓に使われていて、近年、宇土市と確か読売新聞がバックについて大王のひつぎ航海実験を行った。詳しくはこちら
http://www.city.uto.kumamoto.jp/museum/10hitugi/hitugi.html

舟も古代の舟を再現して作り、台舟に阿蘇のピンク石の棺を載せて大阪まで曳いていったそうだ。何故そんな労苦を払って、古代の権力者達はこの石を棺に選び、遠くまで運んだのかは謎のまま。


名前の通り遠くから見ても特徴的な三角錐の山に囲まれた湊、三角(みすみ)西港。石畳の埠頭が立派だ。対岸はもう天草になる。



東南アジアかどっかの港に来たような錯覚におちいる。あの山の間から帆を張った舟が入ってきそうな・・・・。


水路も見事な石畳。


夕日が落ちる山の間に、島原の街並みが驚くほど近くに見える。


しばらく夕日を見ながら落ち込む。ここに来る途中、ガソリンを入れたのだが、お金を払う段になって財布が見つからず真っ青!おじちゃんに免許証と携帯の番号を告げて、1つ前に寄った小山の上の神社でおとしたかもと探しに戻る(リュックの口が開いていて車を降りるときに中のものを落としたのでその時か?!)必死に探すが見当たらない・・・・もう頭真っ白になったそのとき、あっあっお風呂入ったとき(その一つ前に温泉はいってた)、お風呂セットの中に財布入れた!!!と思い出し、助手席の後ろに置いていた風呂セットの底に財布発見!!馬鹿馬鹿馬鹿と急いでガソリンスタンドに戻り、平身低頭、おっチャンに謝り無事お金を払うことができた・・・・。無銭給油で警察につきだされても文句いえないとこだった、というか免許不携帯で運転もしたし、・・・
ああ〜〜、やっぱり足一騰宮で人形祈願しとくべきだったと激しく後悔。ぼけぼけだー!!