梅雨の合間の花たち
そうそうに梅雨入りしたのに空梅雨がつづく
雨なしの紫陽花の小径。
なんか色がいまいち鮮やかじゃない。雨が降らないからといってすっきり晴れるわけでもなく、薄曇りの日が続く。青空久しく見てないなあ・・・。
太宰府政庁跡に大好きな合歓の花を見に来た。
小雨のせいで花が小さく、半分くらい立ち枯れしてるような花になってしまっている。寂しいなあ。
去年、妹達の間で発動した、「合歓木をゲットするぜ!」プロジェクト。
あちこちの山野で種が落ち発芽した合歓木の苗木を探し回ったんだと。
「ええ〜、またどうして?」というと発端は私らしく、私→2番目の妹→4姉妹全員という具合に、合歓木の可愛さに「育てたいよね〜」となり、とうとう人数分の合歓木苗木をゲット。うちにも送られてきた。まだまだちっちゃいが、手を広げたようにおっきくなる合歓木。鉢でどこまで育てられるか、いつあの花が咲くのか、わくわく育てている。
よく見ると、花の先っぽの方に白い花粉がくっついている。可愛いなあ。
紫陽花の小径で出逢ったおばあちゃまから、「戒壇院の菩提樹が花をつけてとても良い香りがするから明るいうちにいってみるといいわよ。少し盛りを過ぎてるけどね」と聞いて、のどかな田園地帯を戒壇院へと急ぎ足で向かう。
途中、山上憶良の歌碑。
菩提樹の花ってこんなにちっこいんだ。確かに良い香り、上品な甘さのある香りが辺り一面に漂う。
先客がいて、この香りが目当てで毎年訪れるという。「今年は時期をちょっとはずしてしまったわ。最盛期の時はね、入り口の門の所から良い香りがするのよ〜。」
どうも宗教には香りがつきものなのかな。天の岩戸の前で、アマノウズメが踊ったとき手にしてたというオガタマの枝。これも去年園芸種だが小さい苗を手に入れ、今年春花が咲いたのだが、バナナのような甘い強い芳香を放つ。
イエスキリストが誕生したときお祝いにやってきた東方の三賢者も乳香、没薬、黄金を手にやって来た。乳香、没薬ともに香木だ。
香りは最高の贈り物なのかもしれない。
おまけ、ブレブレだけど水辺の宝石、カワセミ。
長崎にいるとき匍匐前進で水源地の際によく見にいってたものだが、久しぶりに見れたコバルトブルー。
さてさて今年の梅雨はどうなるかな?