特訓

警戒心バリバリのももしゃん。



そう、視線の先には、「あっあんだよ?」とメンチをきる黒猫まめ。


この2匹は顔をあわせば、フーシャーフシャー、仲が悪い。きっかけはもちろんまめのちょっかい癖。悪癖ともいえる。おかげでごまちんは家に寄りつかなくなったし。


ももしゃんはとろい。身体の使い方が下手というかなんというか、しょっちゅう物は落とすし植木鉢はひっくり返すし、割るし、この間なんか1階と2階の間の屋根(幅3,40センチあるというのに)を歩いていて、足を滑らせてずり落ち、そのまましがみつくも奮闘むなしく落下していくのを目撃。もう猫としてありえない。
保護したときお尻から寄生虫がでてて、獣医さんからカエルをたべるとこういう寄生虫がでやすいんですよといわれたことがある。かなり苦労したんだろう。みだりに動かないということが生き延びるのに幸いしたのかもしれないが、もしかしたら栄養状態が良くなかったので、後ろ足の筋肉がうまく発達しなかったのかもしれない・・・。


あまりにとろく逃げ足も遅いので、サスケの鬱憤発散の格好の餌食となることが多く、ときどき羽交い締めにされてきゅうううう。無抵抗、やられっぱなしだ。

なので、紐付きネズミのおもちゃで、特訓をすることにした。


最初は、動くネズミに目が追い付いていかない、手でつかむこともできない、真剣白刃取りを試みるが、カーブを描いて手をだすので、1テンポも2テンポも遅れる、ジャンプができない、もうどうしようもないレベルだったが、最近は床上5センチくらいはジャンプでき、手足の動きもちょっとはシャープになってきた。

いつも一緒にいるナッツなんて、空中横四方一回転、縦一回転ひねりつき、いろんなバリエーションの華麗な跳びワザが出来るのだが。
「すごい?ほめて。」


まあ比べないで気長に特訓続けていけば、身体の使い方が上達するかも。

一方、サスケは夜中よその野良猫が下の階に侵入してくるのを防ぐのに奮闘中。首のまわりにかさぶたがいっぱい。以前はたまちんと一緒にパトロールしていたが、たまちんがいなくなったので重責が自分一人に。どうもストレスがたくさんたまっているよう。。。。ときどきその矛先がとろいももしゃんやこげにゃんに向くようだ。
たまちんはえらかった、と今になって思う。鉄砲隊で先駆けて敵に向かっていくし、ちゃんとサスケのフォローも務め、下には優しくちゃんと挨拶やお世話もかかさなかったし。
ナッツは自己主張は強いが(よくしゃべる)、なんかあったら一目散に逃げる弱猫なので、サスケの右腕になる日はまだまだ遠いようだ。いやなる気もないのかもなあ、調子いいもんなあ。