美しき赤

いつも行ってる勉強会の年に1度の研修旅行、行き先は平戸。
途中伊万里に寄って目の保養と、伊万里牛のステーキを食べて胃袋の保養に努め(道行きのメンバーは肉食おばさんずだった)、平戸に渡る前に田平教会へ。



旅行の行き先・道行きを決めるのは私の担当。豊後竹田と平戸と2つ案を出して、こちらに決まった。長崎の教会群が世界遺産に願い出だしたということもあり、寄ってみたいと所望され、2度目の来訪。
相方と行ったときはじっくりみてまわることができなかったのだが、女同士だとここらあたりの時間の使い方が全く違う。



中はステンドグラス、外の窓にはこういう絵が彫られている。鍵に、


金貨。


1つ1つ意味があることなんだろうが、キリスト教信者ではないのでわからない。中のステンドグラスの色が映えているのがわかる。
外をうろうろしていると、男性が寄ってきて「中を案内しますよ、どうぞ。」


期待していなかったし、観光気分で祈りの場に入るのをためらってもいたので、とても嬉しい。


長崎県五島出身の鉄川与助による建築。質素ながら荘厳な雰囲気だ。白い柱の花の意匠は、薔薇とも椿とも言われ、五島出身だから椿かもと私たちは思っているんですよと案内の男性。

見事なのはステンドグラス。


命の赤、祈りの赤。


昔、友達がカソリックで、浦上天主堂に入ったことがある。ちょうどキリスト聖誕祭のミサの時だったと記憶している。一心に祈りを捧げるその背中に、ステンドグラスの赤、青、緑の光が差し込み、強烈な印象として記憶に残っている。今はいろんな色で表現できるらしい。けれどもやっぱり目に真っ先に入ってくるのが、赤。鮮烈な赤。


実は福岡、それも会社へ行く抜け道の途中に、鉄川与助の建てた教会がある。いつも行きすぎるばかりだったので今度寄ってみようかな?


平戸には一人で訪れたい場所が2カ所ある。平戸からさらにフェリーに乗って40分の的山大島。江戸時代から捕鯨で栄えた港町の面影が丸々残っているところ。
http://www.nagasaki-tabinet.com/photolib/image/num/K1005561.html


そして平戸の南の外れ、古代、中国との海洋路で栄えた志々岐湾と志々岐山。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E3%80%85%E4%BC%8E%E5%B1%B1


ここにいつ行こうか、いろいろと策略を巡らしているが、その前に健康診断の結果が送られてきて、がっくり中。メタボではないが「肥満」だって・・・・。あああ、やっぱ運動しないといけないんだなあ、ショック!