筑後の春はやっぱりこの景色。大刀洗川を彩る黄色。



菜の花の香りが好きで好きで、鼻孔を広げて何度もす〜は〜しながら往復する。春の、正真正銘、春の香りだ。
何を釣っているんだろうか?こんなところでこんな風に時間を過ごせるのはうらやましい。



麦も青々として伸びてきた。菜の花の向こうに青々としたまるで緑の絨毯。


ここから耳納連山の麓、田主丸のお寺の満開の山桜を目指す。
ソメイヨシノに先駆けて、満開の山桜。


お寺の住職の老夫婦が、昼、夜は松明を焚いて一般に公開してくれる。去年見にいって『夜桜の時はもっと見事ですよ。』と教えて頂いていた。樹齢150年あまり。明治、大正、昭和、平成と生き抜いてきた、まだまだ生命力旺盛な桜。でも闇夜に浮かぶ白い花びらは可憐。


三日月と夜桜。


8時くらいから近所の方が来られ、お茶を飲みながらちょっとした宴会をされるそうだ。その間、ゆっくりと一人で山桜と向き合うことが出来た。ああ贅沢な時間。