阿蘇火振り神事

いつか見に来たいと思っていた火振り神事。
阿蘇の春を告げる田作り祭のメインイベント、ゴゼ迎え(御前迎え)、阿蘇のご祭神の姫神を迎え新婚式を祝う祭りだ。

やあなんとか間に合った。少し離れたお宮から、茅で包まれた姫神のご神体が到着すると、南北に延びた参道でいっせいに縄をつけた茅に火がともされくるくると回して姫神をお迎えする。

器用に回しているように見えるが、ときどき縄が切れて、火の玉が飛んでくるので、いっときも目が離せない。(自己責任で逃げないといけないという)


静かな音のない祭りだ。月のない夜に行われるようで、本来なら真っ暗ななかで行われてきたのではないだろうか。

火で姫神をお迎えするなんて、いかにも阿蘇火の国らしい。


姫神をお迎えした神殿では、ご神体を移すときの声・・・おおおおおおおおという声がマイクを通じて境内に響き渡る。警蹕(けいひつ)というそうだ。その間も火は静かに回り続ける。


結婚式を終えた姫神と旦那の神さまが御輿に乗ってでてきた。これから新婚旅行にでかけるという。


阿蘇の遅い春が始まる。。。。。


今度の週末は朝倉にある阿蘇神社で、奇祭泥打ち祭に行こうと張り切っていたら、22日に終わってしまっていた。日にちを間違うなんて、ど〜〜〜〜んと落ち込み中。