深まる秋
今朝庭に出ようとしたら、なんと玄関のドアの脇に、カマキリが産卵中。
『ちょっとあんたこんな所に〜』とはいえず、命をかけて産卵しているかまきりさんに思わず手を合わせてしまった。お触れをだしとかないといけないね、
『触るべからず』 『落とすべからず』 『見守るべし』
もうそんな季節なんだあ。
その旺盛な繁殖力でいつのまにか庭にひろがりつつあるミズヒキ。
赤い蕾から小さな小さな薄ピンク色の花が咲く。この花が咲いているのを見ると無性に秋の野原、山道を歩きたいと思う。
夢はいつもかへって行った 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ヒバリのうたひやまない
しづまりかへった午さがりの林道を
(立原道造)
薔薇も少しずつ開花。
チャイナローズ月月粉、春の花と全然違うけど、これはこれで可愛い。ヒラタアブが一生懸命食事中。
赤い新芽と一緒に咲いた、ヒュームズ・ブラッシュ・ティーセンテッド・チャイナ、懐かしい香りにしばらく酔わせてね。
ツバメが南に旅立ち、かわりにモズの鳴き声が頻繁に聞こえるようになった。秋が深まっていく。