晩秋の筑後川

今朝は、耳慣れない鳥の声で目が覚めた。ふくよかな良いお声。なんの鳥だろうと飛び起き、家の回りをうろうろしてると、家のケヤキの木のてっぺんでさえずっている。眼の下がオレンジ。ぷりっとしてしっぽの先が白っぽい。連雀だ。
連雀は冬鳥でアジア大陸から渡ってくる。キレンジャクヒレンジャクか、逆光で確認できなかったが、この鳥はたいがい群れで移動する。このあたりにはチョウゲンボウという小型の鷹がいて、冬鳥を襲う。2羽しか確認できなかったので、群れからはぐれたのかもしれない。どちらも生きるのに精一杯。自然の厳しさに胸がどきどきする。
『うちのケヤキで休んでいき〜』と声かけたとたん、2羽で鳴きながら飛び立っていった。無事に仲間の所に戻れるといいね。


神代橋と耳納山地

もうひとつ上流の大城橋。



筑後川には冬鳥がたくさん渡ってくる。鴨、しぎ、ツグミシロハラ・・・。もちろん一年を通じてたくさんの鳥が筑後川流域に生きている。橋の上で休む鳩の群れ。なんだかほほえましい。



この自然がいつまでも・・・鳥のサンクチュアリ、そして私たちもこの川とともに自然体で生きて行ければいい。