リベンジ下関その2

実はもっとあったかくなってから行こうと散々主張したのだが、相方にはどうしても寒い時期に行かねばならぬ理由があった。

そう彼は、その日に揚がった新鮮な魚介類が並ぶ唐戸市場に行きたかったのだ(正月は当然休み)。絶対天気がどうなろうとここだけははずさんという意気込みだったらしい。かに、あわび、さざえ、から付きのでっかい牡蠣、そしてふぐやくじらの刺身!!安くて新鮮でいろんな種類の魚介類がたくさん。見て回るだけでも楽しいが、ここでお昼を食べる−冬の方が魚は美味いからだああ。(相方の心の声)



週末には唐戸市場名物の屋台が並び、海鮮丼、お寿司、ふぐ雑炊やふぐ汁のオンパレード。トレーをもって好きなモノを好きなだけ買って、市場の中でそのまま食べられるということで大勢の人で賑わっていた。ダイエット中ということはすってんてんに忘れ、『鯨のさえずりがある〜』『やっぱふぐ汁ははずせん!』『さざえ〜!!!ほたて〜!!!』『大トロだああ』絶叫しながら、トレーを持って走る走る・・・。楽しい〜〜〜


あっち並びこっち並びしてゲットしたお寿司、サザエ、ふぐ汁エトセトラ。安くて楽しくてここが超人気なのわかるなあ。でも写真を撮った時点でダイエット中であることをからくも思い出し、ゆっくりじっくり噛んで食べるだけを実行。美味しかったあ〜・




今晩のおかずにと買った、のどくろとかれいの干物。これも絶品!すりすりしたくなるほど綺麗!



横に問屋街も並んでいて、狭い路地の両側に魅力的な海産物加工品を売る店が並ぶ。秋葉原にいそうな黒髪・長髪のおねえ言葉を弾丸のように繰り出すお兄ちゃんが経営するかまぼこ屋で足止めをくらってしまった。このにいちゃんの丁々発止の売り込み合戦を受けることになり、結局おでんの具材をひとそろえ。
『おでんするの〜?』『だったらがんももいるわね、厚揚げも〜。有名な彦島豆腐さんのだから美味しいわよ〜』『なんとこんにゃくもすじもあるのよ〜』次から次へと奥から出してくる。
『明日お休みだから、3つ買えばお安くして、しかもかまぼこ1つサービスするわ〜』『冷凍しとけばまた美味しいおでんが食べられる、すごいわ〜』かまぼこが美味しかったのはわかっていたが、このおにいちゃんの話術にすっかりはまり、2回ぶんほどの量をおかいあげ。それでも近くのスーパーで買うよりお買い得。

※次の日の夜はもちろんおでんだったが、かまぼこめっちゃ美味しく、彦島豆腐屋さんのがんも、あつあげ、餅入りきんちゃくどれも美味で、最高のおでん鍋となった。


サプライズだらけの唐戸市場。しかし、このあともっとすごいサプライズが待ち受けているのだった。