巣立ち

お寺の境内には、大きな楠が植わっている。
20年前ここにきた時にはフクロウが住んでいて、夜になると「ホー、ホー、ゴロスケホー」と鳴いていたが、いつのまにかカラス一家の住処となった。


もともとどこかの巣から落ちたカラスの雛を楠の近所の家の家人が育て、「おかあさーん、おかあさーん」と鳴きながら、ついてまわるので、近所の人気者となった。(私も最初この声を聞いたときは子供が迷子になってたのかと思ったくらい、人間の声にそっくりだった)


今すんでいるカラス一家はたぶんこのしゃべるカラスか、その子孫かと思われる。


巣立ったばかりのカラスの雛


まだ嘴の周りにゴムパッキンみたいなのがついているかな?親が来ると羽をふるわせて餌をねだっているので、巣立ったばかりだ。


もう一羽楠の枝にとまっていて餌をおねだりしていたので、都合3羽。カラスというとなにかと嫌われものだが、3羽とも元気に大人に成長してくれるといいな。