しまいの椿

今年の春は、桜にとってもイレギュラーだったが、椿にとっても例年にない春だったにちがいない。
たぶん、しまいのヤブツバキ



好きなんだなあ、ヤブツバキ。登るときは、とにかく必死の有様だったので川にまで目が行かなかったが、桜を見終わってからの下りは、登山道に沿って流れる清らかな小川をのぞき込んだりの、余裕のしゃくしゃく。



突き指した薬指は、ぶっくり腫れてまるで鉄人28号のような指に。なんで薬指というんだろと素朴な疑問。薬師如来が右手の第4指をまげていることに由来する説、薬を塗ったり溶かしたりするときにこの指を使ったからという説、あるのだそう。
あんまり活躍しない指だなと思っていたら、突き指して曲げられなくなって初めてこの指の大事な働きがわかった。
ものをつかむとき、力のバランスを最後に統括してるようなのだ。やはりそれぞれにちゃんと役割があるのね・・・。



からしみ出した水は冷たくて清らか。




長崎の家は毎日山登りと山下りみたいなものだったから在りし日は健脚が誇りで、いろんな山を登りに行ったものだが、歩かないとどんどん退行していくことを痛感。どうにかせんといかんばーい。