魅惑の常滑〜イナックス・世界のタイルコレクション〜

知多まで来た動機は、この色鮮やかな世界のタイルのコレクションと甕や土管の生産地を見て回りたいというのが、第一の動機だった。
知多在住のSevenさんのブログで見せていただいてから、是非とも自分の目で見てみたいと遠路はるばるやってきた。はーるばる来たぜ常滑〜〜。


この日、日間賀島を出発して、伊勢湾沿いに北上し、常滑市イナックスミュージアムでまた独りポイされる。
高い煙突と窯跡。





そして真っ直ぐにタイルの展示室に向かう。

紀元前8〜7世紀のアッシリアの古い古いレンガに施された絵の素晴らしさ。




当時、緑はもっと深く、白は輝くようにそして黄色は光っていたであろう。長い年月を経て色あせてもこの絵の魅力はあせない。想像上の生き物だろうが、どこに飾られていたのだろう、守り神だったのかな?

こちらも古いタイル。太陽だろうかそれとも花なのだろうか。簡潔な模様だが、万国共通の文様のように思われる。




紀元前7,8世紀だなんて、よく残ってたと思う。どうやって入手されたかはわからないが、とてもとても貴重なものだと思う。


鳥や鹿、うさぎ、白鳥、キツネ・・・様々な動物と草花をモチーフとしたタイルと青の十字タイルを組み合わせて・・・。きれいだ。



鳳凰が描かれたタイル。また違う青。




この色はえび茶色といっていいのか、廻りの文字は宗教的な言葉なんだろう。どこの、なんという国の文字だろう。もしかしたらもう滅んで存在しない国なのかも。




まるで伊万里焼の色!いやこっちがルーツか。トルコの赤!




1つ1つをじっくり見ていく。花の意匠が多い。色もさまざま、ほんとさまざま。そして鮮やかな色使いだ。





紺一色の小さいシンプルなタイル。




行きつ戻りつじっくりと堪能。そして最後はこれを載せねば。



いっや〜おしゃれというか渋いというか、反則だよともいいたくなるシロモノ。
次回常滑ロヂウラ散策で、最終回。