夜明。

夜明ダム。(増水時には手前のコンクリート部分からも放流する)



大分県日田市夜明と福岡県うきは市三春地先に跨がる、筑後川本流にかかるダムである。
私が生まれる遙か昔(昭和27年着工)、着工途中の28年6月に集中豪雨による大災害が起きている。川は氾濫し、堤防が至るところで決壊、夥しい家々と、人、牛馬が流され、いまもこのあたりの古い家には2階近くまで水が来た印があちらこちらに残り、年寄りはその恐ろしい風景を忘れない。





地図をみると、川の流れの進行方向に岬のように山がとびだし、天然の障壁を上手く利用し建設されたのがわかる。川はヘアピンカーブのように蛇行し、このあたりを袋野というのがよくうなづける。
このダムの建設により、天領日田から家具の町大川まで、筏で木材を運んでいたのが途切れた。が、今も大分と福岡を結ぶ交通の要所だ。



暮れゆく朝倉平野。




果物畑が広がる台地を下ると、うきは市にはいる。




夜明けには知る人ぞ知る隠れた秘湯がある。




寝過ぎて寝違いしたのだろうか、首が右半分痛くて回らなかったので、集中して右の首から背中にかけてお湯に打たれる。
さすが秘湯!痛みが取れてすっきり!!ああ、これで完全復活だー!!