こけけツアー〜街角編①〜

あと2回くらい鹿児島紀行の写真を。。。。


カツオと焼酎の町、枕崎。絶対カツオ節それもなまぶしを買うと決めていた。



海岸べたの青い屋根の建物から盛んに煙が出ている。あそこがカツオ節工場よねと狙いを定めて、GO!



枕崎港。


枕崎と言えばすぐ浮かぶのが枕崎台風。戦後すぐに日本を襲った台風で、このときの中心気圧が916ミリバールというから、どれだけ恐ろしかったことか。
原爆投下で傷の癒えてない広島で多くの死傷者を出している。



煙を頼りに町へはいっていくと、ここにもあそこにも薪がうずたかく積まれている。




あった!青い屋根のカツオ節工場!



芳しい香りが辺り一面。


子どもの頃、父は自分でマイカツオ節を作ってた。火鉢の上にかつおの身をつるし、時々向きを変えるのが私の役目だった。こんなに柔らかいカツオの身がどうやってかちかちになるんだろうと子ども心に不思議に思ったものだ。カチカチのカツオ節を削り器で削るのも私たち子どもの役割だったけ。
大根葉のつけものにカツオのなまぶしを包丁で削って、その上から醤油とすだちをちゅーっと搾って食べると、もう他におかずは入りません、これだけで白いご飯を何杯もおかわりできる、秋のごちそうだったように思う。カツオのたたきも美味しいけど、父のお気に入りの食べ方は、ご飯を丼によそおい、そのうえにカツオの切り身を並べ、醤油とわさびをのせて、上からぐらぐらに湧かした熱いお湯をかけて食べる食べ方。
「お湯は、ぐらぐらに沸かさないと美味しくないんだ・・・」


香りは懐かしい想い出をひきだす。


白くカビをふいたような高級カツオ節は、1本ウン千円もするが、当然手が出るわけもなく、なまぶし1本と大きく削ったカツオ節のパックを買った。これで大根葉のお漬け物と一緒に食べるんだい。ちなみにカツオ削り器、うちにもあるが、ここ最近とんと使ってないなあ。