南に行こう!B級グルメ編

夜中帰り仕事が続きもうへろへろだった。食生活が乱れて胃の調子も良ろしくない。
待ちに待ったゴールデんウィーク。
『南にいくのよ〜!!!』『温泉だ〜!!!』『おいしいもん食うぞ〜〜!!!』
でべそ夫婦は早起きして、家のことをほったらかして車に乗り込む。

最初に向かったのは、柳川市大和町中島の朝市。
『なんか腹にいれんとたまらん。』と相方がぶうぶう。みやま道の駅にはいる。
ここに吸い寄せられて離れない。


『あれもたべたい、これもいいなあ。』散々迷う相方をしりめに速攻でたのんだみやま汁。



大根、にんじん、しいたけ、ごぼう、たけのこ、油揚げ、高野豆腐、こんにゃく・・たっぷりの根菜にあげたすり身の天ぷら団子が入っている。お出しがよく出ていて汁はほんのり甘い。おなかにすぅっとしみわたって、ああ、疲れてるときはやっぱりこういう野菜たっぷりの汁物だわ〜〜。
1個でいいちゅうのに、いや足りんといって2個頼んだ玉めし。


なかにはとろりとした煮玉子が入ってる。秘密のケンミンショーで話題になったおにぎり。美味しかったがいささか食べ過ぎの感。相方と一緒にいると絶対食べ過ぎる〜。



おなかが満たされたところで、朝市に向かう。
中島は矢部川の河口に位置する湊町で、その日にとれた有明海の幸、地元でとれた野菜が並ぶ名物市場。



細い路地に所狭しとものが並べられ声が飛び交う。売り手は百戦錬磨、たたき上げの商売上手のおばあちゃんたち。



『おはようございまあ〜す。』から始まって、『これは煮付けで食べるとおいしいよ。ムニエルなんか最高。赤ちゃんの離乳食になるくらい柔らかくて、味があって。』早口にどんどんいろんなものを上手に薦めてくる。



くつぞこ、赤貝の煮たのを買い、野菜を売っているおばあちゃんからは、今朝炊いたというたけのこと取れ立ての椎茸を買う。はっと後ろを見ると相方は蒲鉾屋で、やり手ばあちゃんからちくわの試食攻撃を受け、『これ!これ買おう。』


もう1つ食べたいものがあった。天保2年創業の饅頭屋の太鼓饅頭。


皮パリパリで小豆があんまり甘くなく上品な味わい。美味しいのよ。



気になった建物。窓が台形だ。



もっとうろうろしたかったが、急かされて高速に乗り、満腹状態でえびの高原にある温泉にむかう。

温泉1個はいったら、もう『腹減った〜。』はっ?!



できたばかりの道の駅で食べようとしたら大賑わいで行列。で、道の駅の真ん前の小さなうどんそば屋にはいったらここが大当たり!
腰の曲がった80代くらいのばあちゃんが作ってくれたそばは、田舎風で滋味あふれていて美味しかった。椎茸は肉厚で出汁がしみこんでいてジューシー、鶏肉はほろほろ、そばはぶっとくて短くて噛み応えのあるそば。




ここでもいらんっちゅうに『親子丼が食べたい!半分っこしよっ。』


またこの親子丼が美味。『今まで食べた親子丼のなかで一番美味しかった!』ご満悦の相方。
ごはん、鶏肉、たまねぎ・・・材料の1つ1つがうまみがあって確かに美味しいのだ。食べ放題のおしんこも味が良くて、ポリポリが止まらない。

でも、ぜったい食べ過ぎ。どう考えても食べ過ぎ。胃袋がぱんぱんにふくれて、く、く、苦しい〜〜〜。


『あと人吉で温泉2つくらいはいると、消化されるさ〜。』いや違う!そういう問題じゃない!!!
相方につきあってるととんでもないことになるということが身にしみてよくわかった。ああ、こまったもんだ。いくら温泉はいっても体重計に乗るのが恐い。ということで温泉編へつづく〜〜。