かぐわしい庭

中国由来の原種の薔薇が盛りを過ぎてくると、これをもとにヨーロッパで交配されたチャイナローズが咲き始めてきた。
恋人達の薔薇、ホワイト・セシル・ブルンネ。


ロサ・ムタビリス。咲き始めはオレンジだが、この色からピンク→赤と花びらの色が変化する。去年コガネムシにやられ、今年は復活の年。



ころころのヘルモサ。



オールド・ブラッシュ。



よく似ているが、月月粉。可愛いわあ。



賢治の赤い薔薇、グルス・アン・テブリッツ。香りがいい。




同じ赤でも深い大人の赤、フランシス・デュプルイ



この赤はなんていう赤だろう、ウジューヌ・ボアルネ。濃厚に香る。ダマスクローズ。


ダマスクローズは芳醇な香りの薔薇が多い。今も香料として栽培される。

ナポレオンがこよなく愛したという夫人の名を冠した、マリー・ルィーズ。咲き始めのこのくらいの姿はなんとも可憐だ。ウジューヌ・ボアルネも確かナポレオン関連の名前じゃなかったけ。



モスローズ、明るい色で咲いたジェームス・ビィーチ。秋は深い暗紫色の素晴らしい色で咲いてくれるが春の色はおとなしめのローズレッド。




今年もやる気むんむんのバロン・ジロード・ラン男爵。



フリルのような花びらの縁に、細い白い覆輪が入るのだが、年々なくなってきた。どちらかというとこっちの方が好きかも。


毎朝いそいそと庭に出て、ふんふんしながら胸一杯芳純な香りを吸い込む。それと、去年の植え替えのときに名札を紛失したり、雨風でかすれて名前がわからない薔薇が結構いくつか。咲かないとわからないので、毎朝あれかなあ、これかなあ、これなんじゃろ〜?と首をひねりながらチェック。ポリの名札はなんか工夫しないと、そのうちわからんのがいっぱい増えそうな・・・・。
舌を噛みそうな名前、すらすら出ていたが、最近はすっとでてこない。なんかやばいかも。