帰郷

母の喜寿のお祝いで長崎は伊王島へ。伊王島安らぎリゾートホテルで温泉を楽しんだあと食事をしようと妹達が企画してくれた。
このトンネルを抜けると、長崎市
こういう景色を見ると長崎に帰ってきたなあと実感する。それにしてもこのおうちへの坂・・・登るのも下るのも大変だろうなあ。




海岸添いの道を伊王島目指して走る・・・目の前の造船所は、香焼という島だった場所を埋め立ててできた。この香焼から伊王島へ渡る橋ができて、今は車で行けるようになった。



昔は大波止からぽんぽん船がでてて、港外の小さな島、鼠島、小瀬戸、神ノ島、それから伊王島と巡る定期船でしか行けなかった。
鼠島は長崎市民だったら誰でも知っている、夏になると水泳指導の場だった。うちの相方なんかも木札をぶら下げ、通ったそうだ。(私は水恐怖症だったため途中で挫折)。途中、高鉾島という三角形にとがった小さな無人島が見えるのだが、キリシタン弾圧が行われた歴史が有り、島の切り立った崖から突き落とされて処刑されたという悲しい歴史がある。『まだ血の跡が残ってるんだって・・・・』誰かが横でそうつぶやくのを鳥肌たてながら聞いていたことが、島を見ると、鮮やかに甦る。



伊王島へと渡る橋の上から見えた、高島。そして左端の小さな今の向こうに角張った島がみえるのが、軍艦島




馬込教会。島原の乱あと、弾圧の厳しかった天草から逃れてきた信者が建てたという。ゆっくり見て歩きたかったが、みんなが待つホテルへ。



ああ、やっぱり長崎の刺身は違う〜〜。



たらふく食べていっぱいしゃべって、楽しい時間はどんどん過ぎる。
ランチョンマットは、長崎の方言がいっぱい書かれた紙。



普段は使わないが、ここに帰ってくると、時計を巻き戻したように方言がすらすらでてくるのは何故だろう。

長崎、時間つくって一度ゆっくりとこないといけない。。。すっかり変わった場所、変わってない場所、確かめないといけない。。。