武雄の大楠
背後にご神体である神奈備山、御船山。麓の深い森の中に、樹齢3000年と言われる大楠がある。
中は空洞で石の祠が鎮座していてるが、樹勢は旺盛で圧倒的なパワーを感じさせる大樹。
この木に会いたくて、高速すっ飛ばしてきた。
3千年生きている木、旺盛に枝を伸ばし葉が茂る様は、確かに神々しい。3千年、何を見て何を聴き取ってきたのだろう。
周りには美しい竹林。武内宿禰を祀るところには必ず竹が植えられている。
クスノキは古くサカエの木といわれ、日本武尊が立ち寄った時に、茂る楠を見て、栄えの都、佐嘉と名付けたという伝説が肥前風土記にある。ご神体が船の形をした山なら、その祖は古くは船で大海から渡ってきた渡来人なのかもしれない。神は海の彼方から渡ってくる。
御船山、どっちが船頭だったかな?
帰り道、筑後川の夕日。
さあて明日はまた雨だそうだ。あ〜あ。