大分海岸線の旅

寒の戻りで雪が一夜で積もった大分道を抜け、



大分県蒲江へ。



リアス式海岸が続く宮崎県との県境、豊後水道の津々浦々は豊かな漁場や良港がたくさん。



港のすぐ傍の道の駅で海鮮丼を狙ってきたが、行列で一時間待ち・・・・並ぶのも待つのも嫌いなので、泣く泣くスルー。ブリブリしたりっぱなうるめいわしの巨大めざしと魚醤、ほかほかのすり身揚げを買うのみに。


魚醤を買うのは初めて、、、、使い方を研究せねば。


山はみぞれ交じりの雨だったが、海は晴天、



お目当ては山桜。



この赤い新芽がたまらなく好きなのよ。


福岡県も高知に続いてソメイヨシノ開花宣言がでたばかりだが、山の中腹にほわっと咲くヤマザクラも美しい。



そしてもうひとつのお目当ては、佐伯市の麹屋本店。昨今の麹ブームの仕掛け人の名物女将がいるお店。



残念ながら本日休業の札。あああああ!普段の行いが悪いのね、麹のことをいろいろ聞きたかったのにな。
向かいは、古い旅館かな?



そして最後のお目当て、大分市の王子温泉。共同湯というよりは町の温泉銭湯。


訪れるのは3度目。来るたんびに閉まっていて3度目の訪問。なんとここは土曜休業。営業は夕方4時〜10時まで。
やっとはいれる!この脱衣場を経験したかったのよ。


今年で創業101年め、建物は昭和33年に建てたものだそうだ。写真を撮るのはかなわなかったが、浴室は細かなタイル使い、二層式の湯船、そしてコーヒー色のモール泉。
温泉県とはよくいったもの、大分も奥が深い・・・。

さて、九州を一筆書きで書くとするとして、大分市から宮崎延岡にかけては、未踏の地だった。リアス式の海岸、深く入り組んだ入り江。平地が少なく急斜面の山がすぐ背後に迫る。こういう海の風景がとても懐かしく感じるのはなんでだろう。