図南の旅
9月が明けて以来ずっと雨だった。今日はやっと青空が・・・・。平年の9月平均の降雨量の半分近くは降ったという。そして8月は台風が1個しか発生せず(平年は6個くらい)、こういう年は9月にまとまってやってくる確率が高いという。阿部組閣のニュースを見ながら、なんか雲行きが怪しいように感じてしまうのだが・・・・。
8月の振り返りあと2回。盆休みに行った、北薩から開聞岳まで、鹿児島縦断えっちらおっちら共同湯&神社史跡を巡るたび。長ったらしいタイトルだが、共同湯にはいりながら、ぼちぼちうろうろのエコな旅。こういうのって時間がたっぷりないとできないもん。今の私にとって時間こそ貴重。
さて旅の始まりはここから。八代妙見宮。ああ、君に会いに来たのよ〜〜。妙見宮の亀蛇。土地の人はガメと呼ぶ
「私たちの祖先は亀蛇に乗って海の彼方からやってきた」
この祭りを見に行きたくてたまらないけど、日程があわない。残念。
http://www.myouken.com/index.html
亀蛇ってなんで重い石塔を支えているのだろう?
大祭の前日の深夜、占いによって順番を決めるという。火王が一番だと次の年は晴れる日が多いという風になるらしい。
風は、黒なんだ・・・・・。
ここで出逢ったばーちゃんは、「毎日こんないい湯に入れて神様ありがたや〜って、おまいりしてはいらせてもらうとです。」
そうだね、ありがたいね、こんないい湯。
片道30分のミニ船旅。出かけるとき福岡は雨だったが、ここはなんとか持ちそう。
海水浴場に、コテージ付きのキャンプ場がある。
都会の海水浴場と違って、静かで人も多くない。
海辺で音楽ガンガン鳴らして、食べ散らかす海の楽しみ方って、それは違うと思う私は古いのか・・・。
相方はちゃっかり海水パンツを用意してきて、「じゃっ、ちょっくら泳いでくるから!」
その間、私は野生の鹿に逢いに。そう、ここは野生の鹿が生息してる島。だから静かなのかな。
神社で待ってると、来た、来た・・・。
君はまだ若いのかな?管理棟で鹿せんべいが売っていたので、互いにおそるおそる距離を詰めながら食べて貰う。
途中、薩摩川内高城温泉へ。西郷どんが愛した鄙びた温泉、2回目。
手前の共同湯はこの間入ったので、今度は双葉屋旅館のお風呂に入りたかったのだが(西郷どんもはいったという)、手前の何とかという旅館のお風呂にはいると決めていた相方。お盆料金(通常300円を500円)を取られ、だから、双葉屋にいくべきだったとケンカ勃発。だいたい鹿児島の共同湯では100円から200円が相場。300円でもうっと思うのに500円だなんて!!!とわあわあ。
お湯はすごくよかったけど、なんか納得がいかない。
第3セクターの肥薩オレンジ鉄道の列車が行き交う。
列車は変化に富んだ海岸線のすぐ傍を走るので、観光列車も走り最近人気らしい。
薩摩川内では、花火と夕食がセットになった券を購入していて、かぶりつきで花火を鑑賞することが出来た。
夜空には北斗七星が瞬き、時折流れ星も見える。
なんだかなあ、今年の夏は異常だった。花火を見ながら夏はもう終わったと感じたのは私だけじゃないかもしれない。