神さまの謎

熊本市北部、植木町の山の中の神社


立派な鳥居が片方だけ。地震で壊れてしまった。

拝殿・本殿ともにこの有様。。。。呆然としてしまった。


奥の岩穴にご神体の苔むした岩が鎮座しているはずなのだが崩れ落ちた岩が塞いでいていけず。大丈夫だったんだろうか?


こちらの地蔵?は大丈夫なのかと思ったら、

頭が落ちていた。



天然記念物の夫婦杉は大丈夫なよう・・・・・。


それにしても立派な杉の木。命の鼓動が聞こえてきそうな。。。


半年経ってもこのまま。。。それどころではなかった半年。南阿蘇西原町の神社群がどうなっているか気になるが、いまだ道が通じていなくて確かめようがない。再建にはまだまだ時間がかかるようだ。


以前はこの境内にあって、おそらくは水の通り道が変わったんだろうか、近くの別の場所に移された菱形の池。


ちょうどキンモクセイが満開であたりはよい香り。よ〜く目を凝らしてみると、水が湧出しているのがわかる。


八幡神が竹の葉にのって出現したと言われ、宇佐神宮内にある菱形の池の元池だという。
八幡神は全国いたるところに祀られ、八幡信仰としてなじみの深い神様だが、じつはその起源や成り立ちはわかっているようでよくわかってない。正八幡、石清水八幡など祭神がどうも違うようだ。
正八幡は、神額の八の字が鳥にみたてて書かれているところもあり、謎なんだなあ・・・・・。この菱形というのも深い意味がありそうで、考えても調べても皆目雲をつかむような感じ。。。。。。

そういえば鹿児島では「八幡」と書いて「やぱん」と読み、南シナ海まで船で乗り出して自由に交易を行っていた集団を指すことがわかった。どうも海賊のようだったらしいが、これについても詳しい資料がないのだ。「ジャパン」はもしかしてこの「ヤパン」がもとになったのかも〜と思うが、確証はない。

今、鹿児島の歴史資料館で「南国の八幡神」という展示があっているので、近々見にいくつもり。湯治もかねてまたまた鹿児島いきますか。