私の城下町

「格子戸をくぐり抜け、見上げる夕焼けの空に、誰が唄うのか子守歌、私の城下町〜」
これがそらで歌えるあなたは、たぶん私と同年代。


土日、研修で杵築へ。相方と行くときは温泉しか回らないので、街中をなかなかまわれない。この時とばかり街角散策。




古い江戸時代からの家並み(ほとんど武家屋敷)が残る。高台に城、武家屋敷が集中し、坂は馬が行き来きしやすいよう、段差がほとんどない。




城代家老の家が一般公開されていて、200円で見学できる。廊下がなく畳の部屋がつながっていて、たたみのへりは絹仕様。



藁葺きの屋根は来年葺き替えるそうで、費用がやはりウン千万、古い家は見る分にはいいが、維持費がとんでもない。




庭が見渡せる客間でお茶をいただく。




一部の権力者達だけに許された贅。




お茶菓子を食べてしまってから、お茶を飲むということを知らなくて、お菓子半分食べてお茶が来るまで待ってたら、親切に家元らしきおじさんから作法やその由来を教えて頂く。いやあん、恥ずかしい。



トイレの近くに南天を植える理由や、



昔のお風呂の入り方など、詳しくガイドの方が説明してくれる。夏は水、冬でもぬるま湯をかぶる程度だったのだそう。昔はとうとうとお湯がこぼれる湯船に浸かるなんて贅沢の極みだったのね。私、今の世の中に生まれてきて良かった。こんな浅いたらいにどうやって浸かる?風邪ひくねん。



お茶、からっきしだめだったが、そこかしこにさりげなくいけられている野の花にも反省。





最近花も飾ってなかったなあ・・・・。雑草でもいいからうちにも花を飾ろう。