別府八湯巡りスタート!
パスポートならぬスパポート。
九州八十八湯をとうに巡った相方は、一応未認定だが、温泉仙人。
そして次に挑戦するのが、別府八湯温泉巡り。スパポートを手に入れ、別府八湯巡りに挑戦。入湯数毎に段位が上がり、88湯巡ると温泉名人の称号と刺繍入りの黒タオルが貰えるという。今まではスタンプなしで巡ってきたが、娘が温泉ソムリエに挑戦すると聞き、俄然ライバル意識が芽生えたようで、この親子似たもの同士のあんぽんたん〜〜。
別府八湯はじめるならば、スタートはここでしょう。竹瓦温泉。
明治12年創業、今の建物は昭和13年に建設されたもの。天井が高く床が黒光りして美しい。
砂湯が併設されているが、こちらは別に1000円支払わないと入れない。
別府の共同湯は半地下形式が多い。脱衣所から見る湯船。タイルがいい味だしてるわあ。
昔はいったときには、熱くて入れなかった記憶がある。最近は別府の市営共同湯のほとんどが、43度に設定されていることが増えたと言うが、やはりちょっと熱め。常連の高齢者のかたは熱湯というか、水で埋めないで源泉そのものを愉しむ文化が根強くあるようだ。
竹瓦温泉から、アーケードを抜け細い路地にはいり、
更にうっかりしてると見過ごしてしまいそうな狭い路地に、梅園温泉。地元の人が隠したいという共同湯がある。
無人の番台。
入り口のカーテンをくぐると、脱衣場と湯船が同じ空間にある、共同湯の基本のキ、正しい共同湯の有り様を体現している素晴らしい温泉。
奥の白い桶が置いてあるところが源泉の吹き出し口、ぼこぼこと音がして地下から吹き出している。そこから地下のパイプを通って湯船にお湯が通っているのだが、竹瓦温泉のお湯より、湯が柔らかく、身体にしみいる素晴らしいお湯!でもやっぱり熱め。
独りだったので、浸かってはひゃっほぅと飛び上がり、また浸かるというのを繰り返して、お湯を堪能した。100円で味わえる天国、贅沢の極みだ。
3湯めは、テレビで紹介されていた紙屋温泉。
お湯はつるつるでまろやかなお湯。
飲んでみたが、まろやかで少し甘い。
これらの温泉はみんな、下町風情が残るアーケード周りにある。そしてそれぞれ源泉が違っていて、お湯が違うのだ。恐るべし別府。
まるで梅雨前のようなむしっとした日が続いて、体調を崩していて、なかばひきずられるようにして来たのだが、やっぱり温泉は元気の素!
ほやんと体中の力が抜けて、良い感じになることができた。
そう、そこに天国のお湯がある限り、湯遍路にでかけるのよ。