はしり  その1

九州南部が梅雨入りした。この間屋久島で50年に一度の大雨で、登山者が下山できず、ガイドさんたちの献身的な誘導で無事全員下山できたというニュースに釘付けだった。

もうどこであんな大雨が降ってもおかしくない、凶暴豪雨の時代になってしまった感がある。九州北部も今週にも梅雨入り宣言があるみたいで、農家の方々が大急ぎで麦を刈り、野焼きしている今日この頃。

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空気は熱を含んだ水蒸気でふくらんでいて、汗かきの私は、朝の水やりで大量に汗をかき、ごはんをつくっては汗をかき、着替えても着替えても汗があとからあとからふきでる。梅雨のはしりのこの時期。今年の梅雨は大丈夫だろうか。

 

忘れもしない去年の月7月6日。(長いです)

 

一週間前からおなかがしくしくしくしく・・・・。痛んでいる部位からこれはもしかしたら尿結石かも・・・と疑い、1日前の7月5日に相方のかかりつけの近所の病院に行った。はっきりいってわたしはこの院長が嫌い。なんてたっていいかげんなんだもん。

尿結石の疑いを口にする私に向かって、『尿結石の痛みはこんなもんじゃない!』怖い顔をして言い張る。だ~か~ら~痛い!ってなんべんも言ってるだろうが!!!!

蛙の面に小便とはこいつのことを言う。あらがっても時間の無駄なので、薬もらって様子見という診断に一応従ったが、薬が効くわけがなく、あけて6日、院長への呪いの言葉をはきながら会社へ向かう。が、痛くて痛くて運転できず。。。。もうがまんできない!会社を目の前にして引き返し、PETがある大きな病院に駆け込んだ。

 

外は雨が激しく降っているのに、病院は大勢の人で大混雑。待ち時間が長いこと長いこと。受付して検査して問診してまた検査して問診して・・・・TVでは門司で崖崩れ、そしてオウムの死刑執行のニュースが流れ、その間雨はますます激しく降り続けるわで、気分はどんより。追い打ちをかけるように痛みは増すばかりであまりの痛みに最後は歩けなくなった。やっとこさ専門の泌尿器科の先生にたどり着いたのが1時過ぎ。ここの先生は私の状態を見るなり、『座薬の準備して!!』痩せた中年の頭の毛が寂しい先生だったが、天使に見えた、まじで。

 

座薬のおかげで痛みは嘘のようにひき、エコーの写真をみるとまごうことなき石の影。そうそうこのエコーを撮るときも、新人の研修にご協力をと言われ、若いねーちゃんの実験台になったのよ。ベテランの方のおよそ3倍の時間がかかったのよ。新人のねーちゃんプラス、ベテランの方のエコー撮り。痛いと言ってる患者は外すべきだとわたしは思うが、いかがなものか。

 

結局、座薬を使いながら自然に排出する方向で診察は終わったのだが、支払い済ませて薬局でたのが2時半過ぎ。おなかがすきすぎてふらふらしながらうどん屋へ直行。痛みも嘘のように治まって、しみじみとうどんをすすっていたら、相方から電話。ことの顛末を話し、あのばかたれ院長に夜道を歩くときは気をつけろ、回し後ろ蹴りをしちゃると呪詛の言葉を吐き、相方も雨がひどいから(相方は長崎島原半島に早朝から出張)、このまま家へ大急ぎで帰るという。じゃあ私も家へこのまま帰るという話をして電話を切った。(一昨年の豪雨のとき、筑後川の氾濫水位がきわどかったのにちんたら下道で帰ってきて、なんの役にもたたなかったのをずいぶんと非難されたのを覚えていたらしい。)

だが、本当の地獄はこのときから始まった・・・・つづく・・・・・。

 

黄色く熟した梅があまりにおいしそうで、鳥さんたちにやるのはもったいないとばかり収穫したら30個あまり。ラッキー!!!!!

皮向いて、つぶして、塩とレモンと梅酒の残りの氷砂糖を入れて煮てみた。

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冷たい水で割って梅ジュースで飲んでもよし、焼酎割でもいけるかも~。