ツクシイバラ

九州を原産とする絶滅危惧種に指定されているノイバラ。学名ロサ・ムルチフローラ・アデノカエタ。蕾にまでびっしりと繊毛が目立ち、この小さな毛が爪に入ると面倒なことになる誘引泣かせのバラだが、毎年毎年開花を愉しみに、そして大切にしているバラ。




おしべは100本くらいあるのではなかろうか。咲き始めはしわしわな花弁だが、咲き進むと花弁がきゅっと開いて、中心が白く抜けてゆく。




ばしばし切って放置していても、東の壁を覆うほどにびっしりと咲いてくれる、ある意味私にぴったりな強健種。




やはり在来種なので土地にあうんだろうなあ。窓を開けると毎朝良い匂い。香りに誘われてくまんばちがぶんぶん飛び回るが、襲われたことはない。人を襲うのはススメバチ、今のところこのハチはうちには来ないので一安心。このハチの羽音は独特で、人間には不快音に聞こえるらしい。


もうひとつ楽しみなのが去年春広島植物園で売っていた、ミヤジマノイバラ。




1年経ってほそこい枝をひゅーっと伸ばしてきて、私好みのバラに育ちそうな予感。



今年は、もう薔薇を買わないと決めて、バラ園に行くのを自主規制。じっとこらえていた。
ところが誓いはすぐ破られる・・・・母の日プレゼントで薔薇を買ったが、母はうちで育てていた薔薇を所望した。妹たちも来てたので、あげた。が、減った分ちゃんと補充される・・・・、なんでだろ?にゃんとも不思議だ〜〜〜〜。