明星桜

相方は出張で泊まり。千載一遇のチャーンス!とばかり、仕事帰りに一路伊万里へ。樹齢900年の明星桜に会いに行く。


片道1時間半、ついたときは日もとっぷり暮れてどんどん暗くなる。ライトアップされてるって聞いてたけど、裸電球がぽちぽち。あのぅ、ソケットだけぶら下がってるんですけど・・・。


根回り11.4メートルで日本一に認定されてるそうだが、大きく2つに分かれた幹は裂け、片方の幹は痛みが激しく枯れかかっている。なのにこの可憐な花。



エドヒガン系だそうだ。ソメイヨシノと比べると花が小さく豆粒みたい。



夜間、火をたいて眺めると、花びらが火に映え明星の趣があるとのことで明星桜と名付けられた。
派手さはないが老木が精一杯枝を広げて、小さな白い花がびっしりと枝先についている様は、荘厳だ。


たまたま一緒になったお兄ちゃん。やっぱり仕事帰りで来たという。携帯で撮影にチャレンジするが、『写らーん。ああ、あと30分早く来てれば・・・。』聞けば長崎出身、この先の福島という島のホテルに配属されたばかり。地元のスタッフからすごい桜があると聞いて来たという。
『明日は雨だから、もう散ってしまうかも。』というと、『デジカメ取りに帰ってまたきます!家すぐそこなんで・・・。』とダッシュで坂を下りていった。


桜には、人を動かすなにかがある。


さて花筏と花吹雪に挑戦しようと思っているが、場所は確定、あとは気象条件、時間、散るタイミング・・・ぴしゃりとあってくれるかどうか。あっそのまえに腕がついてくかどうか・・・。難チャレンジだわ。