博多山笠

会社帰りに天神にあるみちのく夢プラザへ寄った。北東北3県(青森・山形・岩手)のアンテナショップだ。
お目当てのずんだ餅は売り切れ、ずんだ味のじゃがりこ、隅から隅まで探したが無くて、結局、三陸の岩のりと佃煮、青豆を買って外に出ると、
博多の街は山笠一色だった。そういえば15日が追い山だったけ。

新天町の飾り山



裏はなんとちびまるこちゃん!


4年前に一度だけ朝2時起きで追い山を見に行ったことがある。山車を担いで、そのスピードを競う様が櫛田神社に奉納されるのだが、博多の男達の男達による団結と統制を問われる祭りである。

まだ真っ暗なビル街、梅雨時のむんとした空気にお酒と汗が入り混じった何とも言えない男臭い匂いの中、褌しめた男達が、まるで魚市場のマグロのようにあっちにごろごろこっちにごろごろ寝転がっていて、それが集合時間になると、どこから湧いてでたの〜というくらいたくさんの褌姿の男達で埋め尽くされ、緊張と興奮の空気のなか、山車を担いで怒濤のように走り去っていく。『おっしょい、おっしょい』のかけ声、勢い水を浴びせかけられながら、躍動する男達の姿は、普段の草食系男子なんてふっとんでしまうくらい、かっこいい。



よく九州男児というが、いい男は、外で強がったり、少々おいたが過ぎても、家に帰ると奥さんに頭があがらないというか、手の平で踊らされているということがちゃんとわかっている男達のことだと思うなあ・・・。